マンチェスター・ユナイテッドは16日、本拠地のオールド・トラフォードでプレミアリーグ第34節のアストン・ビラ戦に臨み、1-0で勝利を収めた。

前節のトッテナム戦を落とし、4位のマンチェスター・シティとの勝ち点差が4に開いた5位のユナイテッドは、3日前のFAカップ準々決勝再試合でウェストハムを下してベスト4進出を決めた。勝たなければ1987-88シーズン以来の降格が決定する最下位のアストン・ビラをホームに迎えたファン・ハール監督は、ウェストハム戦からスタメンを5人変更。負傷明けのルーニーが先発復帰したほか、バレンシアやシュナイデルラン、マタ、デパイがスタメン入りした。

ルーニーをトップ下に置く[4-2-3-1]で臨んだユナイテッドは、キックオフ直後から敵陣へ侵攻。一方的に試合を進めると、9分には右サイドでのFKからロホがヘディングシュートで相手ゴールに迫る。その後もボールを保持するユナイテッドは、ルーニーが味方のパスを引き出し、両サイドから崩しを図っていった。

攻め続けるユナイテッドは23分、ボックス右に侵入したマタが左足を振り抜いたが、ミートできずに枠に飛ばない。ボックス両脇の深い位置を突きながらも最後のクロスが跳ね返され続けていたが、ようやくゴールをこじ開けた。32分、ハーフウェイラインからルーニーが得意の右足インステップでのサイドチェンジを右コーナーフラッグ付近に送ると、これを残したバレンシアの高速クロスをラッシュフォードが丁寧に右足で合わせてゴールに流し込んだ。

先制したユナイテッドは、アストン・ビラの反撃を許すことなく試合を支配。45分にカウンターからJ・アイェウに打たれたシュートも的確にブロックして凌ぎ、リードを保って前半を終えた。

迎えた後半もボールを支配するユナイテッドは、開始早々に決定機。48分、ボックス手前のマタが丁寧に出したスルーパスに反応したラッシュフォードがシュートに持ち込むが、惜しくも枠の左に外してしまう。57分にはデパイが豪快なシュートを放つが、枠を捉え切れなかった。

攻めあぐね始めたユナイテッドは63分、左サイドの深い位置で得たFKをデパイがリスタートでボックス左のマタへ。フリーのマタがダイレクトでシュートを放つが、GKグザンに何とか反応される。追加点が欲しいファン・ハール監督は66分、ルーニーを下げてリンガードを投入。さらに77分にはラッシュフォードに代えてマルシャルを送り出した。

しかし、依然として追加点を奪えずにいると、82分にジェステデを投入したアストン・ビラに決定機を続けて許す。83分、右CKからジェステデのシュートが右ポストに直撃。84分には再び右CKからフリーのクラークにヘディングシュートを打たれるも、GKデ・ヘアが何とか防いだ。

冷や汗をかいたユナイテッドは追加タイム1分、マルシャルのスルーパスからボックス左に抜け出したデパイに決定機も、シュートはGKグザンに阻止される。それでも、このまま逃げ切って1-0の勝利。ユナイテッドは勝ち点3を積み上げ、暫定で4位のマンチェスター・シティに勝ち点1差とした。一方、敗れたアストン・ビラは1987-88シーズン以来、プレミアリーグ創設後では初となる降格が決定した。