明治安田生命J2リーグ第23節の試合が16日に各地で行われた。

直近6試合で1勝5敗の7位名古屋グランパス(勝ち点34)と、3連敗中の12位モンテディオ山形(勝ち点32)の一戦は、ホームの名古屋が1-0で勝利した。

山形は勝てば順位を入れ替えることができる直接対決に攻勢を強めて挑むが、名古屋が一瞬の隙を逃がさなかった。29分に佐藤寿が巧みな動き出しで山形のディフェンスラインの裏へ抜け出すと、相手DFを完全に置き去りに。ボックス右でフリーとなった佐藤寿がファーで待つ押谷の頭へ合わせ、先制点を演出した。その後、一進一退の攻防が続いたが、スコアは動かず。試合は前半のリードを守り切った名古屋が勝利し、山形は4連敗を喫した。
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3連敗中で13位に沈む愛媛FC (勝ち点31)と、11位大分トリニータ(勝ち点33)の一戦は、2-2のドローとなった。

試合は序盤から愛媛がボールを支配したが、26分に大分が先制する。大津がボックス手前左でロングボールを収めると、そのままシュートを選択。右足でコントロールされたボールはゴールネット右を揺らした。しかし、折り返して52分、大分が追いつく。相手陣内でルーズボールを拾った河原がドリブルを開始。ボックス手前中央まで運びシュートを放つと、これがゴール左隅に決まり、試合を振り出しに戻した。

さらに、勢いに乗った愛媛は60分に丹羽を下げて有田を投入。すると70分、ボックス手前中央でこぼれ球を拾った有田が相手DFに体を当てながら上手くターンし、ボックス内へ侵攻。GKとの一対一となった場面でループシュートを決め、監督の起用に応えるように逆転に成功する。

それでも諦めない大分に、土壇場で得点が生まれる。試合は終了間際の95分、愛媛には不運な形で訪れる。大分の左からのクロスをキャッチしにようとしたGKがファンブルをする。これを見逃さなかった小手川が、ボックス手前中央で待ち構えていた前田へパスを送る。これをGK不在のゴールへ流し込み、劇的な同点弾をものにした。直後に笛が鳴り、愛媛は見えていた勝ち点「3」を逃がすこととなった。
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前節の群馬戦に2-0で勝利し今季2度目の連勝となった15位FC町田ゼルビア(勝ち点29)と、ここ2戦勝利から見放されている6位水戸ホーリーホック(勝ち点35)の一戦は、ホームの町田が2-0で勝利した。

序盤は両チーム共にロングボールを多用。目立った決定機のないまま試合を折り返した。後半も膠着状態が続いたが、町田がサイドを起点に押し込み始めると、最終盤から大きな動きをみせた。76分、船谷が軽率なスライディングでPKを与えると、キッカーの中島が落ち着いて決め、先制点とした。

続いて84分、平戸がドリブルでボックス内左へ侵攻しDFを翻弄。相手を引き付けてボックス中央へパスを供給すると、走り込んだ戸高が確実に押し込み点差を広げた。試合は終盤で得点を重ねた町田が、水戸相手にクラブ史上初めての勝利を収め、今季初の3連勝を飾った。