17日に、セレッソ大阪とセビージャが対戦する「StubHubワールドマッチ2017」がヤンマースタジアム長居で開催され、セビージャが3-1で勝利を収めた。

直近の公式戦5試合で14得点と攻撃的な試合を展開し、明治安田生命J1リーグで首位に立っているC大阪は、この試合でもお馴染みの[4-2-3-1]を採用。スターティングメンバーにはGKにキム・ジンヒョン、4バックに丸橋、山下、マテイ・ヨニッチ、松田、中盤の底に木本と山口、2列目に柿谷、山村、水沼、最前線に杉本が入った。なお、昨季途中までセビージャに在籍し、この試合の主役となるはずだった日本代表MF清武弘嗣はケガのため欠場した。

対するセビージャは、昨シーズンのリーガエスパニョーラを4位で終え、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。新シーズンに向けて、ホルヘ・サンパオリ前監督が退任し、昨季までセルタを率いたエドゥアルド・ベリッソ新監督を招へい。ここまで大幅に戦力の入れ替えもあったセビージャは、ベリッソ監督の初陣で[4-1-2-3]を採用。スターティングメンバーにはGKにセルヒオ・リコ、4バックにエスクデロ、メルカド、パレハ、カリソ、中盤の底にエンゾンジ、2列目にクローン=デリ、フランコ・バスケス、最前線にサラビア、イェデル、ワルテル・モントーヤを並べた。

立ち上がりは落ち着いた入りをみせた。エンゾンジを中心にセビージャが後方でボールを回すと、C大阪は深追いせずにパスコースを切って対応。セビージャはディフェンスラインから最前線のウイングに直接ボールを送る展開を多用し始める。

試合開始から徐々に攻勢を強めるスペインの強豪を相手に、C大阪がファーストシュートを放つ。4分に、柿谷がボックス左でボールを持つと、相手DFのタイミングを外しクロスを供給。ボックス内に走り込んだ水沼が頭で合わせたが、GKセルヒオ・リコに阻まれた。しかし、直後にセビージャが反撃に出る。7分にボックス手前中央で丁寧なパス回しを展開すると、横パスをピタリとトラップしたモントーヤが右足を振り抜いた。ミドルシュートは枠を捉えたが、GKがキャッチした。続いて9分、レフティーのサラビアが、その左足でボックス内へクロスを送ると、走り込んだモントーヤが再びシュート。得点とはならなかったが、立て続けに恐さを見せ付ける。

流れを渡したくないC大阪は、14分に柿谷が一対一の勝負をしかけシュートまで持ち込む。相手選手に当たりルーズボールとなったが、反応した木本が再びシュート。これはクリアされたが、C大阪はCKを得る。しかし、柿谷がキッカーを務めた右CKは、逆にセビージャのチャンスを演出してしまう。DFがCKをクリアすると、前線を走るイェデルへ繋がる。イェデルがDF2枚を引き付けてスルーパスを送ると、ボールは絶妙な軌道を描き左サイドを駆け上がったサラビアへ。そのままシュートまで持ち込んだが、得点にはできなかった。

お互いにサイドを起点にした積極的なプレーを主体に戦っているが、守備時にはC大阪が[4-4-2]の3ラインを引いて対応しているのに対し、セビージャは前線から人数を使ったプレスをかけ続けている。C大阪が前線まで運べる回数が減り、セビージャがボールを保持する展開が続く。

C大阪が押し込まれ始めると、攻勢を強めたセビージャは36分にエスクデロ、38分にモントーヤが立て続けにミドルシュートを放つ。41分には、サラビアのスルーパスに抜け出したイェデルから供給されたクロスを、フランコ・バスケスが頭で合わせ至近距離からシュートを放ったが、GKのビッグセーブに防がれた。

セビージャがチャンスを量産し始めると、42分に得点が生まれた。クローン=デリが相手を引き連れながら中盤の中央までボールを運び、中央右寄りにポジションを取っていたエンゾンジへパスをする。フリーとなっていたエンゾンジはその場からミドルシュートを放つ。強烈なシュートをキャッチしようとしたGKがファンブルすると、これに反応したイェデルが左足で流し込み、先制に成功した。

後半開始からセビージャはモントーヤ、パレハ、バスケス、メルカドを下げ、コレア、ラングレ、ガンソ、コルシアを投入する。一方、C大阪は足の状態に懸念を抱えた木本を下げ、福満を投入した。

すると、後半から投入されたガンソがチャンスを作る。53分、ガンソが中盤低い位置から最前線へ精度の高いフライパスを供給。これが走り込んでいたコレアの足元へピタリと収まると、置き去りにされたDFが足を伸ばしスライディングを試みる。接触を受けたコレアが倒れ込むと、笛が鳴り、判定はPKに。イェデルが確実にこの日2点目を決め、C大阪を突き放した。

直後の61分、セビージャは2得点を挙げたイェデルやエンゾンジ、クローン=デリを下げ、新10番のバネガ、ピサロ、ムリエルと今夏獲得した新戦力を早速デビューさせる。その直後にC大阪も丸橋、柿谷、水沼、山村を田中裕、澤上、関口、藤本と4枚を同時に代えた。