『鈴木啓太 引退試合』が17日に浦和レッズの本拠地である埼玉スタジアム2002で行われた。REDS LEGENDS(浦和OB主体)vsBLUE FRIENDS(鈴木と同じ時代に日の丸を背負った仲間たち)は、4-4のドローに終わった。

自身の引退試合でキャリア初の1試合2ゴールを記録した鈴木啓太が、試合後に記者会見に出席。関係者やファン・サポーターへの感謝の言葉を並べ、自身がプロデュースした引退試合を振り返った。

◆鈴木啓太(BLUE FRIENDS/REDS LEGENDS)
(C)CWS Brains,LTD.
「お疲れ様でした。みなさん本当にありがとうございます。今回引退試合を開催していただき、この1試合を作る大変さ。普段選手ではない方達がどういった動きをして、どういった働きをして選手たちがピッチに立つことができるのかを、改めてすごいなと感じました」

「選手はもちろんピッチの上で躍動することが第一の仕事で、そういったことを気にする必要はないのかもしれないですが、僕自身がこの数カ月引退試合を開催する上で関わってきて、大変だなと感じました。だからこそ、今日この試合で僕自身が選手としてできることを一生懸命やろうと、ピッチに立ちました」

「同窓会ということで、SNSやクラブの方など、たくさんの人に協力していただき、盛大に引退試合が行えて、感謝の気持ちでいっぱいです」

「僕自身に点を獲らせてくれるために、多くの忖度っていうんですかね?(笑)があったように感じましたが、個人的に1試合で2ゴール獲るということはなかったので、非常に嬉しいです。本当であれば、もっと現役の選手たちなどレベルの高いプレーを見せられる選手がいたと思いますが、引退した選手の動きに合わせるのに多少戸惑っていたのかなと。もう少し僕たちがレベルを上げられれば、お客さんたちにもサポーターにももっと良い試合にできんたのかなと思います」

「ただ、僕にとっては幸せな時間でしたし、サッカー選手としてこんなに幸せなことはないんだなと。今日の引退試合を自分の胸にしまって、これを活力にして、次のステップ、ステージに進みたいなと感じました」

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──色々な方への感謝の言葉はありましたが、ご両親への言葉はありますか?
「実は今日両親と一緒に手を繋いで、エスコートピープルの先頭で入らせてもらいました。もちろん家族に対して感謝の言葉、思いもあります。ただ、僕の中で、ここでお話しすることでもないのかなという気持ちと、直接は言いづらいこともあるので、そういった部分でいうと、僕の両親は僕にとっての一番のサポーターであって、ファンであって、一番僕のサッカーを見てくれていた人です」

「その人たちに、自分のサッカー人生の集大成といいますか、自分のやってきたこと、自分で言うのも変ですが、こうやって愛してもらったことを伝えられたことは、親孝行できたのかなと。そして、サッカー選手としてはこれで最後だけど、今まで本当にありがとう。ただ、両親は僕のセカンドキャリアを本当にしているので、心配をしないような形を見せないように頑張ります。とつ伝えたいです」

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──今日の試合はサポーターや選手、メディアを含めて笑顔が多かったと思います。この試合開催にあたって心配だったことはありましたか?
「心配事は僕が90分ピッチに立ち続けるるかどうかでした。あとはゴールを獲ってくれと言われたので、そこは心配材料でした。同窓会ということで、笑顔が絶えない90分間だったことは嬉しいんですけど、やってみて完璧なことはないと思います。もっとこうすれば良かったかなとか、僕はどちらかというとそういつたちなので、そこでの後悔とは言いませんが、ちょっとマンネリ化した時間帯もあったので、そこはなんとかして変えられるものがあるんじゃないかなと思います。次僕が誰かの引退試合に関わることがあれば、そのあたりを解消できるようなプレーをしたいなと思いますし、色んな課題は尽きないなと。サッカー、エンターテインメントは課題が尽きないと思います」

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──浦和レッズでの長い現役生活の中で、一番印象的だったことはありますか?
「16年間の現役生活で、全てが今思えば良い思い出ですし、これがという思い出話ではないですが、同じピッチで選手たちとサッカーをしている瞬間に、ふと僕の中で時間が止まった瞬間がありました。そのときに、空気というか、どんなプレーとかではなく、この埼玉スタジアムで自分がグラウンドに立って、真っ赤に染まっているスタンドを見たときに、自分の居場所だったんだなと」

「いつも見ていた光景が、とても懐かしいものに変わっていたときに、とても不思議な感じがしました。その空気というのが、僕の中での昔を思い出すことだったかなと。もちろんロッカールームでの会話や、いつもの選手同士の悪ふざけであったり、ギドとワシントンが喧嘩したことなども話しましたが、そういった出来事よりも、空気や匂いで懐かしさを感じました」
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