現在はカタールのアル・サッドでプレーする元スペイン代表MFチャビ・エルナンデスが、自身も育ったバルセロナのカンテラへ苦言を呈した。『ESPN』が報じた。

11歳の時にバルセロナのカンテラに加入したチャビ。下部組織でも順調に結果を残し昇格を繰り返すと、1998年7月にトップチームへと昇格。同年8月にトップチームデビューしていた。バルセロナでは、リーガエスパニョーラで8回、コパ・デル・レイで3回、チャンピオンズリーグで4回優勝を果たしている。

バルセロナのカンテラは世界的にも有名で、多くの選手を輩出。現在もFWリオネル・メッシやMFアンドレス・イニエスタ、MFセルヒオ・ブスケッツ、DFジェラール・ピケらがプレー。過去にもチャビの他、ジョゼップ・グアルディオラやカルレス・プジョールなどを輩出してきた。

しかし、近年はトップチームでプレーする選手の多くが移籍組となり、現状ではMFセルジ・ロベルトがレギュラークラスの選手として最後のカンテラ出身選手となっている。この現状にチャビが苦言を呈した。

「バルセロナは少し自己満足していたと思う。人々は、プジョール、イニエスタ、メッシ、ビクトール・バルデス、ジェラール・ピケ、ペドロ、セルヒオ・ブスケッツが育ち、これは全て順調だった。確かに2年に1回これらのような選手が来る」

「しかし、現実はそうではない。僕はラ・マシア(バルセロナ下部組織の寮)でプレーすることを学んだ。トップチームではなくね。アカデミーのコーチは選手を育てなければならず、教えなければならない。その時代その時代に選手を育てなければならない。勝てばいいだろうが、それが目的ではない」

バルセロナのBチームは、新シーズンから2部に昇格。「僕も喜んでいる」とチャビは語ったが、「それは必須ではない」とコメント。Bチームの所属リーグは関係ないと主張した。

「グアルディオラは4部にいたBチームからブスケッツとペドロをトップチームに引き上げた。ジェフレン、ビクトール・サンチェス、ボージャンもだ」

「Bチームが2部や3部に所属していることは問題ではない。ポイントは、特定のスタイルの選手を育てることだ」

インターナショナル・チャンピオンズカップに臨むバルセロナは、セルジ・パレンシア、マルク・ククレジャ、カルレス・アレナの3選手をBチームから帯同している。しかし、チャビはもっと多くの選手がトップチームに上がる準備ができていると語った。

「最初の質問は“どれぐらいの選手がトップチームでプレーできるか?”だったね。Bチームの目的は、6〜8人、もっと言えば10人の選手とトップチームに上げることだ」

「トップチームの監督は、例えば選手がケガをした時、サイドバックや中盤の選手に頼る必要がある。そのために、通常はアカデミーがあるんだ。でも、僕はバルセロナが眠っていると思うね」