バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が20日、パリ・サンジェルマン(PSG)が獲得を狙うブラジル代表FWネイマール(25)に関して、「彼はマーケットに出ていない」と、移籍の可能性を完全否定した。同会長が『AP通信』に語った。

以前からPSGの関心が度々伝えられてきたネイマールに関しては、母国メディアがネイマールの父親とPSGのナセル・アル・ケラフィ会長による会談や、合意説が取り沙汰されるなど、移籍の可能性が急浮上している。

この一件に関して、バルトメウ会長は先日に「200パーセント残留する」と語ったジョルディ・メストレ副会長と同様に、ネイマールの退団の可能性を真っ向から否定した。

「彼はマーケットに出ていない。彼と我々との間には今後4年間の契約が残っている。そして、我々は彼のことを今後も頼りにしている。彼はこれからもチームの一員であり、トリデンテの一員だ」

また、バルトメウ会長は初年度の2億ユーロ(約260億円)から2年目に2億2200万ユーロ(約290億円)、3年目に2億5000万ユーロ(約325億円)に変動するネイマールのバイアウト条項に関して、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の制度が設けられているため、事実上支払いが不可能であると主張している。

「ファイナンシャル・フェアプレーを遵守したければ、これらの条項を満たすことは不可能だ。もちろん、それを遵守するつもりがなければ、この条項は有効となるだろう」

バルセロナ側に売却の意思がない以上、PSGがネイマールを獲得するには2億ユーロに加え、バルセロナで受け取っている以上の高額なサラリーを準備する必要がある。そのため、FFPの制約がある以上、現時点で獲得の可能性は限りなく低い。

ただ、バルセロナが獲得を熱望するイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティの譲渡による移籍金の減額や、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアやウルグアイ代表FWエディソン・カバーニ、ブラジル代表DFマルキーニョスら高額の移籍金が見込める主力の売却による資金調達によって、移籍を実現できる可能性もなくはないが、はたして…。