トッテナムを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、『ESPN』で今夏の補強プランに関して説明した。

昨シーズンのプレミアリーグをクラブ史上最高位の2位で終えたトッテナムは今シーズン、悲願のリーグタイトル獲得と共に昨季屈辱を味わったチャンピオンズリーグでの巻き返しを図る。

しかし、新スタジアム建設の影響か、今夏の移籍市場ではプレミアリーグのクラブで唯一新戦力を1人も獲得していない。さらに、イングランド代表DFカイル・ウォーカーを5000万ポンド(約72億円)でマンチェスター・シティに放出するなど、補強の遅れに加えて戦力低下も指摘されている。

だが、ポチェッティーノ監督はユースやアカデミーへの信頼を口にし、ここまでの補強の遅れに関して気にしていないと語った。

「多くのビッグクラブは巨額の資金を投下して、それぞれのスカッドの改善を図っているようだね。しかし、我々は自分たちのアカデミーやユースを信頼している。だから、とても落ち着いているよ」

「確かに、幾つかのプレーヤーが不足していると思う。それでも、我々は非常に良いチームを持っており、落ち着いているよ。それに我々にとって最も大事なことは、いつでも“チーム”でいることなんだ」

「我々の補強に関する哲学はダニエル・レヴィを始め、クラブ幹部から来ているものだ。個人的に我々は良い関係を築いているし、クラブの将来に向けて何が必要となるか、明確なアイデアを持っている」

「我々の施設は素晴らしい。とりわけ、トレーニング施設と新スタジアムはヨーロッパで最高の1つとなるはずだ。トッテナムにとって非常にエキサイティングな瞬間を迎えている」

「一方、我々が他のクラブと異なる哲学を持っているということは事実だ。我々には他のビッグクラブのように巨額の投資を行うことができないため、異なる哲学を構築していく必要があるんだ」

「私はフットボールについて考えるとき、お金がより良いスカッドの構築、優れたタレントを獲得する助けになることを理解している。だが、フットボールにおいて重要なものはお金だけではない。より創造的に、より賢くなる必要がある。我々にとって新シーズンはよりタフなものになるだろう。しかし、我々は自分たちのプレーや仕事のやり方を信じている」

なお、育成に長けたポチェッティーノ監督の下で近年多くの若手が台頭しているトッテナムでは、昨季ブレイクを果たしたMFハリー・ウィンクス、FIFA U-20ワールドカップでU-20イングランド代表の初優勝に貢献したMFジョシュア・オノマーとDFカイル・ウォーカー=ピータース、U-19欧州選手権でU-19イングランド代表の優勝に貢献したMFマーカス・エドワーズに加え、MFサムエル・シャシュアやFWカザイア・スターリングなど、多くのビッグタレントが虎視眈々とトップチームでの出場機会をうかがっている。