チャンピオンを決める最後の戦い…みなさんの記憶に残っている決勝戦はあるだろうか。タイトルを懸けた大一番では様々なドラマが起こる。

サッカー界でこれまで起こった名場面を振り返るスペシャル番組「FOOTBALL COUNTDOWNS」の第5弾では、歴史に残る決勝戦をランキングで紹介。そこで今回は、超WS編集部がランク外となった決勝戦を紹介する。

◆UEFAチャンピオンズリーグ 1998-99 決勝
マンチェスター・ユナイテッド 2-1 バイエルン
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まず紹介したいのは「カンプ・ノウの奇跡」とも呼ばれるこの一戦。1998-99シーズンのチャンピオンズリーグ決勝だ。マンチェスター・ユナイテッドは、このシーズン、プレミアリーグとFAカップを制しており、国内2冠を達成。チャンピオンズリーグを制すれば、欧州で4チーム目となる“トレブル(3冠)”を達成するチームとなる。

ユナイテッドは、出場停止でロイ・キーン、ポール・スコールズを欠く厳しい展開に。通常とは違いデイビッド・ベッカムを中盤の底に配置し、ニッキー・バットと並んだ。一方のバイエルンはビセンテ・リザラズ、エウベルを欠いたもののローター・マテウスやオリバー・カーン、シュテファン・エッフェンベルクら主力が出場した。

バイエルンは早々にマリオ・バスラーのゴールで先制し、逃げ切り体制に。ユナイテッドはゴールが生まれずに試合は90分を迎えた。誰もがバイエルンの優勝かと思っていたがここからドラマが。ベッカムのCKの流れから途中出場のテディ・シェリンガムが同点ゴールを決めると、ユナイテッドは再びベッカムのCKから最後はオーレ・グンナー・スールシャールがゴール。アディショナルタイムに2点を奪い、劇的な勝利。3冠を達成した。

◆2016 ワールドカップ決勝
イタリア代表 1-1(PK 5-3) フランス代表
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イタリアとフランスのライバル国が世界王者を懸けて戦った決勝戦。試合内容以上にも記憶に残る決勝戦となる事件が起きた。それは、現在レアル・マドリーで監督を務めるジネディーヌ・ジダンが、イタリア代表DFマルコ・マテラッツィに対して頭突きを見舞ったこと。ジダンにとっては現役最後のゲームが頭突きによる退場処分で終わってしまった。

試合は7分、フランスがPKを獲得するとジダンがしっかりと決めてフランスが先制する。しかし19分、イタリアはCKを得ると、アンドレア・ピルロのクロスにマテラッツィが合わせ、イタリアが同点に追いつく。

その後は互いに得点を動かすことができずに90分間が終了。延長戦に入ると事件が起きた。延長後半5分、得点を挙げている両選手が突然揉める。マテラッツィがジダンに詰め寄り胸ぐらを掴み暴言を吐くと、激昂したジダンが突然の頭突き。これによりジダンは退場。フランスは1人少ないなか120分間を戦い抜くも、PK戦の末に敗れた。


◆リオ・デ・ジャネイロ五輪最終予選 兼 AFC U-23選手権
U-23日本代表 3-2 U-23韓国代表
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記憶に新しいところでは、2016年1月に行われた決勝だ。最大のライバルである韓国との一戦。韓国は五輪予選で34戦無敗と驚異的な結果を残し、日本にとっては常に立ちはだかる相手だった。

試合は20分に韓国に先制を許すと、47分にも追加点。2点のビハインドを負い、またしても暗雲が立ち込めていた。それを救ったのは、シュツットガルトでプレーするFW浅野拓磨だった。67分に矢島慎也のスルーパスに抜け出して1点を返すと、その53秒後には矢島が得点を挙げ同点に。そして迎えた81分、中島翔哉のパスに反応した浅野がGKをかわしてネットを揺らし、2-3と逆転。日本が同大会初優勝を飾った。