インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)2017・シンガポールラウンドのチェルシーvsバイエルンが25日にナショナル・スタジアムで行われ、3-2でバイエルンが勝利した。

チェルシーにとって今大会初戦となったこの試合。お馴染みの[3-4-3]の布陣を採用し、GKクルトワ、3バックにはアスピリクエタ、ケイヒル、A・クリステンセンが入った。中盤のウイングバックにはモーゼスとマルコス・アロンソ、セントラルMFはカンテとセスクが務めた。前線にはボガ、ウィリアン、バチュアイが起用された。注目の補強となったモラタはベンチスタート。バカヨコは招集外となった。

一方、中国ラウンドで既にアーセナルとミランと対戦しているバイエルンは、[3-5-2]のフォーメーションを採用。GKシュターケに、ディフェンスラインはフンメルス、ラフィーニャ、フリードルが固めた。中盤の5人はハビ・マルティネス、トリッソ、リベリ、レナト・サンチェス、ハメス・ロドリゲスが並び、2トップにはミュラーとレヴァンドフスキが入った。

試合はここまで全敗のバイエルンがあっさり先制する。6分、ボックス手前右の位置でボールを持ったラフィーニャが、そこから思い切りよくミドルシュートを放つ。相手DFを微妙に掠めたシュートは、左ポストに跳ね返りゴールへ吸い込まれた。

幸先良く先制したバイエルンはその6分後、簡単に2点目をあげる。ドリブルでボックス左に侵入したリベリがファーサイドにクロスを供給。すると、そこにタイミング良く入ってきたミュラーがボレーで合わせネットを揺らした。

圧倒的にバイエルンの流れの中、26分にも追加点が生まれる。ミュラーがハーフウェイライン付近でボールを奪うと、カウンター気味にそのままドリブルでペナルティアーク手前まで運ぶ。チェックが弱いとみるやそこからシュートを選択。うまくコースを突いたシュートは、GKクルトワも触れることができず、前半だけで3点をもぎ取った。

予期せず3失点を喫してしまったチェルシーも前半のうちに1点を返す。前半アディショナルタイムに入った48分、ボックス右深くまで攻め込んだモーゼスがグラウンダーのクロス。このボールにゴール前で誰も触れず、ファーサイドのマルコス・アロンソの下へ。マルコス・アロンソはこれをダイレクトシュート。得意の左足から放たれたシュートは強烈な勢いでネットに突き刺さった。

迎えた後半、均衡した試合展開の中でチェルシーは63分に注目の新戦力モラタをボガに代えて投入。少しずつ流れを引き戻そうとするチェルシーは72分、セスクのロングパスからバチュアイが落とし、最後はウィリアンがシュート。しかし、ミートしきれなかったシュートはゴールの上を越えていった。同じく72分、A・クリステンセンに代わって入ったダビド・ルイスがボックス手前中央からミドルシュートを狙うが、相手に当たり枠を外れる。

試合も終盤に入った85分、チェルシーが1点差に詰め寄る。左CKの場面でキッカーのセスクがクロスを入れると、ゴール前のバチュアイが押し込んで2点目をもたらした。

チェルシーは3点目を狙いに攻勢に出たが、試合はこのまま終了。前半だけで3点を奪ったバイエルンがそのまま逃げ切りに成功し、3-2のスコアで今大会初勝利を収めた。