明治安田生命J1リーグ第19節が29日、30日に行われる。今節最注目の対戦カードは、29日19時キックオフの6位・ガンバ大阪と首位・セレッソ大阪の大阪ダービー。2016年から稼働するG大阪の本拠地・市立吹田サッカースタジアムで行われる初のダービーとなる。

◆経験のG大阪と勢いのC大阪
今回で34回目となる大阪ダービーの戦績は、19勝5分9敗でG大阪がC大阪を大きくリード。ただ、今シーズンにおいては、首位に立つC大阪の方が数段も勢いがあり、公式戦15試合無敗の絶好調で大阪ダービーを迎える。とはいえ、相手は鹿島アントラーズに次いで2番目に多い獲得タイトル数を誇るG大阪。経験十分の長谷川健太監督率いるG大阪と、勢い十分の尹晶煥監督率いるC大阪のダービーマッチは、激戦必至の好ゲームが見込めそうだ。

◆前回対戦はG大阪が追いつきドロー
ちなみに、両者の前回対戦は、4月16日にヤンマースタジアム長居で行われた第7節。DF藤春廣輝のゴールでG大阪リードの展開の中、C大阪がFW杉本健勇の2得点で勝ち越したが、後半アディショナルタイム3分にMF倉田秋の一発が決まり、2-2のドローに終わっている。

◆調子下向き〜ガンバ大阪〜
お世辞にも調子が良いとは言い難い。リーグ中断前ラストゲームの清水エスパルス戦は、0-2の敗北。前々節の鹿島アントラーズ戦に続く黒星(0-1)で、今シーズン初のリーグ戦連敗でダービーを迎える。また、G大阪と、消化試合が1つ多いC大阪との勝ち点差は現時点で「9」。後半戦も優勝争いを演じるのであれば、まずはC大阪との大阪決戦を制す必要がある。

◆勢い加速中〜セレッソ大阪〜
上述のとおり、こちらは最高の状態でダービーを迎える。日程の関係で前倒し開催となった第22節の浦和レッズ戦は、4-2の快勝。4連勝で首位に立つ。このダービーを制すれば、今シーズン最長の5連勝となる。また、26日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ2017プレーオフステージ第2戦の北海道コンサドーレ札幌戦は、全主力を温存。ライバル撃破に死角はない。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆ガンバ大阪 [4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:東口順昭
DF:オ・ジェソク、三浦弦太、ファビオ、藤春廣輝
MF:藤本淳吾、今野泰幸、井手口陽介、倉田秋
FW:長沢駿、ファン・ウィジョ
監督:長谷川健太

主将のMF遠藤保仁は、コンディション不良でベンチスタートか。そうなれば、フォーメーションもMF井手口陽介とMF今野泰幸のダブルボランチを軸とする[4-4-2]が採用されるだろう。また、左ヒザに不安を覚えたDF三浦弦太、持病の腰痛を再発させた倉田に関しては、微妙なところだが、出場を予想。そして、気になる前線に関しては、長谷川監督の言葉通りなら、今夏加入のFWファン・ウィジョがいきなり先発起用されそうだ。

◆セレッソ大阪 [4-2-3-1]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:キム・ジンヒョン
DF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、山下達也、丸橋祐介
MF:山口蛍、ソウザ、水沼宏太、山村和也、柿谷曜一朗
FW:杉本健勇
監督:尹晶煥

前述の通り、ミッドウィークに行われたルヴァンカップの札幌戦は、サブメンバーを起用。そのため、DFマテイ・ヨニッチや、MF山口蛍、MFソウザ、MF柿谷曜一朗ら主力は、フレッシュな状態で今回のダービーマッチに臨める。システムに関しては、常用する[4-2-3-1]で間違いないだろう。スターティングメンバーにおいても、試合直前でトラブルがない限り、先の浦和戦と変わらずの11選手が顔を並ぶことになるに違いない。

【キープレーヤー】
MF井手口陽介(ガンバ大阪)
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キーマンは、MF井手口陽介。持ち前のボール奪取力でFW杉本健勇やMF山村和也の縦ラインをケアしつつ、磨きがかかる攻撃面でもチームの攻勢にリズムと厚みをもたらしていきたい。

◆FW杉本健勇(セレッソ大阪)
(c) J.LEAGUE PHOTOS
キープレーヤーとしては、杉本をチョイスする。前節は浦和を相手に2得点を挙げ、自身初となるJ1二桁得点に到達。確立しつつある本格派ストライカーとしての働きに期待だ。