29日にインターナショナル・チャレンジカップ(ICC)2017・アメリカラウンドが行われ、レアル・マドリーvsバルセロナのエル・クラシコは3-2でバルセロナが勝利した。

35年ぶりとなった国外でのクラシコ。マドリーは負傷の影響でここまでのプレシーズンマッチを欠場していたセルヒオ・ラモスが復帰。[4-3-3]のフォーメーションを採用し、ゴールマウスはケイロル・ナバスが守る。バックラインには右からカルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、マルセロが並び、中盤はカゼミロをアンカーにコバチッチとモドリッチがインサイドハーフに入る。前線は休暇中のC・ロナウドに代わってアセンシオが起用され、ベンゼマ、ベイルと3トップを形成するなど、現状のベストメンバーが揃った。

一方のバルセロナも[4-3-3]のフォーメーションを用い、GKにはシレッセンを起用。バックラインは右からA・ビダル、ピケ、ユムティティ、ジョルディ・アルバが並んだ。中盤はブスケッツをアンカーに、イニエスタとラキティッチが起用され、スアレス、メッシと共に、去就問題に揺れるネイマールがスタメンとなるなど、こちらもベストなメンバーで臨んだ。

大歓声の中で開始された一戦は、開始早々の1分、左サイドでボールを持ったネイマールが切り返しからカルバハルを抜きにかかった瞬間に左足首を負傷。その場に座り込むと、そのままピッチを後にして治療を受ける。嫌な雰囲気のバルセロナだったが、3分に中盤でややルーズになったボールを受けたブスケッツのスルーパスにメッシが反応。そのままボックス右に持ち込むと、寄せに来たモドリッチをかわして左足で放ったシュートがヴァランに当たりながらもゴールネットを揺らし、バルセロナが先制した。

得点直後、ネイマールもピッチに戻り、数的同数となって試合が再開した。すると7分、そのネイマールが左サイドから仕掛けて中央にパスを通す。センターに構えていたスアレスはボールを収めることはできなかったが、後ろに走り込んだラキティッチが強烈なシュートを突き刺し、2点目を奪いきる。その後もバルセロナの勢いは止まらず、11分には裏に抜け出したスアレスがボックス左にボールを運び、マイナスのクロスを入れるとこれにラキティッチが合わせる。しかしこのシュートは枠を外してしまい、追加点とはならなかった。

ここまで良い所がなかったマドリーだが、14分にボックス手前中央でボールを受けたコバチッチがピケをかわしながら侵攻してシュート。これがゴールマウスの左隅に収まり1点を返すことに成功する。するとこの得点から試合の流れが一転。マドリーはモドリッチの展開力、コバチッチの推進力を活かしてバルセロナのボックス内に攻め込む回数が増えていく。19分には高い位置でボールを奪うと、ベンゼマがボックス内まで運んで左足で狙う。しかしここは、枠を捉えきれず同点とはならなかった。

その後は、プレシーズンマッチでありながらも球際で激しさを見せていく。迎えた29分にバルセロナがチャンスを作った。カウンターからスアレスが右サイドを攻め上がると中央にグラウンダーのパスを通す。受けたネイマールはキックフェイントでマーカーをずらしてシュートを放つが、このチャンスを決めきれない。マドリーも32分、左サイドからマルセロが運び、逆サイドのカルバハルに展開。カルバハルはゴール前にグラウンダーのクロスを通すが、ベンゼマもアセンシオもボールに触れずこちらも決定機を逸した。

迎えた36分、マドリーはバルセロナのCKを防ぐとそのまま得意のカウンターを開始。ボールを運んだアセンシオがコバチッチとのパス交換からボックス内に侵入し、そのままシュートを決めきって試合を振り出しに戻し、前半はそのまま終了を迎えた。

ハーフタイムでは、マドリーがセルヒオ・ラモス、ヴァラン、モドリッチ、アセンシオを下げて、バジェホ、ナチョ、イスコ、L・バスケスを投入。バルセロナはイニエスタに代えてセルジ・ロベルトが起用された。すると50分、バルセロナはネイマールが仕掛けて相手陣内の左サイドでFKを獲得。ネイマールが入れたボールにピケが飛び込んで合わせ、バルセロナが再びリードを奪った。

一方のマドリーは54分、カゼミロが高い位置でボールを奪うとそのままドリブルを開始。左サイドのベイルに展開すると、ベイルがボックス左から狙ったが決めきることはできない。バルセロナも55分、クイックリスタートからメッシのスルーパスにネイマールが反応。ボックス左から中央に流れ、GKケイロル・ナバスの体勢を崩してシュートまで持ち込んだがボールは枠を捉えきれなかった。58分には右サイドのA・ビダルが入れたスルーパスにスアレスが合わせるが、GKケイロル・ナバスがセーブする。

リードするバルセロナは63分にA・ビダル、ユムティティ、スアレス、メッシを下げて、N・セメド、ヴェルメーレン、パコ・アルカセル、デニス・スアレスを投入する。迎えた72分、マドリー陣内でバルセロナがセットプレーを獲得するとこの流れからラキティッチとカルバハルが交錯。ラキティッチが倒れ込んだカルバハルの手を踏んでしまい、カルバハルはそのまま交代となった。

両チームともに多くの選手を入れ替えたことで試合の流れは大きく変わる。その中でマドリーは81分、イスコが左サイドからカットインしてシュートを狙うが枠を外す。直後のプレーでもイスコがミドルレンジから狙うなどの積極性を見せた。84分には右サイドのL・バスケスからダニ・セバージョスがミドルシュートを放つが、ボールは右ポストを掠めていく。

試合は結局そのまま終了を迎え、今シーズン最初のクラシコを制したバルセロナが、ICC3連勝でアメリカラウンドを制した。なお、両チームは8月13日、16日にスーペル・コパで今シーズン最初の公式戦でのクラシコを迎える。

レアル・マドリー 2-3 バルセロナ
【レアル・マドリー】
コバチッチ(前14)
アセンシオ(前36)
【バルセロナ】
メッシ(前3)
ラキティッチ(前7)
ピケ(後5)