明治安田生命J1リーグ第19節、サンフレッチェ広島vsサガン鳥栖が30日、エディオンスタジアム広島で行われ、1-0で鳥栖が勝利した。

ここまで2勝5分け11敗で17位に沈む広島(勝ち点11)が、6勝6分け6敗で11位につける鳥栖(勝ち点24)をホームに迎えた。中断期間直前の横浜F・マリノス戦を1-1で引き分け、6試合未勝利の広島は、その一戦から先発メンバーを2人変更。森島と皆川に代えて丹羽とパトリックを起用した。丹羽とパトリックはこれが移籍後リーグ戦初出場となった。

一方、川崎フロンターレ戦を2-3で落とし、3試合ぶりの勝利を目指す鳥栖は、その一戦から先発メンバーを4人変更。小林と趙東建、富山、小野に代えて藤田と豊田、田川、ビクトル・イバルボを起用した。

中断期間明けを白星で飾りたい両者の一戦は、互いに主導権を譲らない立ち上がりとなる。両者シュートまでつなげることができない中、広島は13分、左サイドでパスを受けた柏がカットインから右足を振り抜くが、GK権田に阻まれる。

対する鳥栖は15分、相手最終ラインでロングボールを受けたビクトル・イバルボが頭で逸らす。これに反応した田川がボックス手前やや右からダイレクトでシュートを放つも、GK中林に落ち着いて対処される。

前半半ばに差し掛かると、徐々にホームの広島がボールを保持し始める。しかし、ラストパスの精度を欠いてしまい、シュートまでつなげることができない。それでも31分、柴崎の右CKにボックス中央の野上がヘディングで合わせるも、GK権田にパンチングで逃げられる。

さらに37分、柏が敵陣中央からのドリブル突破からボックス右外に展開。走り込んだ丹羽がダイレクトでグラウンダーのクロスを入れると、ニアサイドに走り込んだアンデルソン・ロペスが左足アウトサイドで合わせる。しかし、シュートブロックに入ったキム・ミンヒョクに阻まれ、先制点とはならなかった。

前半終盤に広島が立て続けに鳥栖ゴールを脅かす。前半アディショナルタイムの1分、左サイドからのクロスをボックス内でアンデルソン・ロペスが収める。これは相手DFに突かれるも、ボックス右に転がったこぼれ球を丹羽がダイレクトでシュート。抑えの効いたシュートはゴール左を捉えたが、シュートカバーに入っていた高橋義が右足で触り、わずかにゴール左へ外れた。さらに直後、柴崎の左CKにパトリックが頭で合わせるも、今度は右ポストギリギリを逸れた。

ゴールレスで試合を折り返すと、前半押し込んでいた広島が攻勢を強める。48分、柏からボールを受けたアンデルソン・ロペスがボックス手前やや右から左足インサイドでシュート。しかし、これはゴール左を外れた。

その後も広島に形を作らせてもらえない鳥栖は63分、ビクトル・イバルボに代えて趙東建を投入する。すると、直後こそ広島にセットプレーからゴールを脅かされた中、趙東建が期待に応える。75分、豊田のパスを受けた趙東建がハーフウェイライン付近からロングシュート。滑り込みながら右足で振り抜いたボールは飛び出していたGK中林の頭上を越えて、バーを叩いてゴールに吸い込まれた。

ここまで押し込んでいたものの、スーパーゴールで先制点を奪われた広島は、野上から工藤に代えて前線の枚数を増やす。すると80分、右サイドから丹羽がクロスを供給。これを工藤が頭で合わせたが、枠を捉えることができない。

鳥栖ゴールに幾度となく迫るも決めきることができない広島は終盤、丹羽に代えてフェリペ・シウバを投入し、猛攻を仕掛ける。しかし、最後まで同点ゴールは生まれず、そのまま試合終了。広島にペースを握られるも、途中出場の趙東建のスーパーゴールを守りきった鳥栖が3試合ぶりの白星を飾った。一方の広島は、7試合勝利がない。