30日に明治安田生命J1リーグ第19節のFC東京vsアルビレックス新潟が味の素スタジアムで行われ、1-1で引き分けに終わった。

7勝4分け7敗で10位のFC東京(勝ち点25)は、2日の第17節セレッソ大阪戦で負傷した森重が全治4カ月との診断を受け、リーグ後半戦に守備の要抜きで臨むことを強いられている。中断期間中にシステムの変更に踏み切ったFC東京は、4バックから3バックへ変更。2-2で引き分けた前節の鹿島戦で採用した太田、丸山、吉本、室屋という並びから、J1初先発の山田と、丸山、徳永という配置となった。そのほか、永井、東を外し、中島、小川を起用。スタメンの変更は計4名となった。

2勝2分け14敗で最下位に沈んでいる新潟(勝ち点8)は、2-1で敗れた前節の浦和戦から5名を変更。原、西村、加藤、鈴木、山崎に代えて大武、磯村、ロメロ・フランク、ホニ、平松を起用した。中断期間中に加入した新戦力である大武、磯村をスタートから抜擢し、リーグ戦3連敗中の嫌な流れを断ち切るためにも勝利が求められる一戦に臨んだ。

試合序盤は、室屋を起点にしたFC東京が右サイドを舞台に主導権を握った。2分、5分と室屋が右サイド深くからクロスを供給し、新潟ゴールを脅かした。しかし、試合の流れとは反して新潟が先制点を奪う。12分、新潟が敵陣右寄りの位置でFKを獲得すると、キッカーをホニが務めた。右足から放たれたボールは、鋭くカーブして山田のマークを振り切ったチアゴ・ガリャルドの下へ。頭で合わせ、ネットを揺らした。

早めに追いつきたいFC東京は、直後の14分に中島がボックス手前でボールをキープ。相手DFのタイミングをずらして左足を振り抜いたが、シュートはポストに弾かれた。さらに、フィールドの中央でボールを持った高萩がピッチを広く使い、右サイドに開いていた室屋に展開。そのままクロスを供給し、ボックス内で反応した橋本がシュートを放ったが、枠を外れた。

攻勢をかけるFC東京に対して、新潟は守備に人数をかけて冷静に対応しつつもホニやチアゴ・ガリャルドを前に残して度々カウンターを繰り出したが、決定的なシーンは作れず。プレスの開始位置を低く設定した新潟を前に、FC東京はボールを保持。31分、35分、38分と中島が立て続けにシュートを浴びせたが、得点には繫がらない。

新潟が1点リードしたまま後半を迎えると、FC東京はより前に重心をかけていく。50分、ボックス内に6人ものプレイヤーを侵入させるまでに押し込むと、ルーズボールを拾った室屋が左足を振り抜く。シュートはバーを叩き、跳ね返りがゴールライン際に飛んだがノーゴールの判定。56分にも、ウタカのパスに抜け出した中島がキックフェイントでDFをかわしてボックス内でGKとの一対一を迎えたが、シュートはGK守田のファインセーブに阻まれた。

それでも、再三のチャンスを作り出していたFC東京が、66分に待望の同点弾を奪い切る。ウタカがボックス手前で米本からパスを受けると、ワンタッチで振り向きDF2人をかわす。そのままボックス内に侵攻し、4人もの相手選手に囲まれながらも右足を振り抜く。すると、シュートはDFに当たりGKの逆を突く形となりゴールに吸い込まれた。

同点のまま迎えた試合終盤、勝ち点3が欲しいFC東京はクロスやロングボールを多用して圧力を高めたが、懸命に守る新潟の牙城を崩せず。試合はこのまま終了した。この結果、FC東京(勝ち点26)はリーグ戦5試合連続で勝ちなしとなり、11位に順位を下げた。対する新潟(勝ち点10)はリードを守り切れずも、第12節の札幌戦以来となる6試合ぶりの勝ち点を獲得。リーグ後半戦に向けて浮上の兆しを示した。