アウディカップ2017のバイエルンvsリバプールが1日にアリアンツ・アレーナで行われ、リバプールが3-0で快勝した。

2009年からプレシーズン時期に隔年開催で行われるアウディカップ。今大会ではホストチームのバイエルンに加え、アトレティコとナポリ、リバプールという、ヨーロッパ屈指の強豪3チームが招待された。

大会連覇を目指すバイエルンは、先日まで行われたインターナショナル・チャンピオンズカップを1勝3敗で終えるなど、やや調整が遅れている。今回の一戦に向けては[4-2-3-1]を採用し、GKにはウルライヒ、4バックにはラフィーニャ、ハビ・マルティネス、フンメルス、アラバ。中盤はトリッソ、チアゴの2セントラルMFに、2列目は右からハメス・ロドリゲス、ミュラー、リベリと入り、1トップにレヴァンドフスキが起用された。

一方、サラーやソランケといった新加入組が早速フィットしプレシーズンで好調を継続するリバプールは、この一戦に向けて[4-3-3]の布陣を採用。GKにカリウス、4バックにアーノルド、マティプ、ロブレン、アルベルト・モレーノ。中盤はヘンダーソンをアンカーに配し、インサイドMFにカンとコウチーニョ。3トップはサラー、フィルミノ、マネという並びとなった。

試合直前に雷鳴が轟くなど、天候に不安を抱える中でスタートした一戦は開始早々に動く。7分、相手陣内中央でトリッソからボールを奪ったフィルミノが左サイドのスペースに走り込むマネにラストパス。そのままボックス内に持ち込んだマネがGKとの一対一を制した。
クロップ仕込みのショートカウンターで幸先良くリードを奪ったリバプールは、その後もコンディション面の優位を生かし、鋭いカウンターを繰り出す。12分には左サイドを攻め上がったモレーノの絶妙なクロスに反応したサラーがボックス右でニアを狙った右足のシュートを放つが、ここはGKウルライヒのセーブに防がれた。

劣勢が続くバイエルンは20分、わき腹を痛めたチアゴがプレー続行不可能となり、レナト・サンチェスをスクランブル投入。この交代直後にはボックス手前でパスを受けたミュラーがミドルシュートを放つが、これは枠を捉えきれず。

先制後も優勢に試合を運ぶリバプールは、25分にボックス手前右で得たFKをモレーノが直接左足で狙うが、枠の右隅を捉えたシュートはGKウルライヒのファインセーブに遭う。だが、34分にはボックス左角でボールを持ったマネが足裏とヒールを駆使した絶妙なパスを送ると、これに抜け出したモレーノがクロスを供給。GKが触ってファーに流れたボールに詰めたサラーが頭で流し込み、追加点を奪った。

バイエルンにほぼ何もさせず、2点リードで試合を折り返したリバプールは、ハーフタイム明けにカン、マネを下げてワイナルドゥム、ララナと投入。51分にはララナからパスを受けたフィルミノにシュートチャンスも、ここは相手DFのブロックに阻まれた。

後半に入ってもリズムを掴み切れないバイエルンは59分、ハメス・ロドリゲスの左足のミドルシュートでようやく最初の決定機を創出する。この直後にはハメス・ロドリゲスを下げてコマンを投入した。

相手にボールを持たせながら試合をコントロールするリバプールは、68分にフィルミノやサラー、ヘンダーソンら主力4枚を下げてケント、グルイッチ、スタリッジら控えメンバーを投入。すると71分、相手陣内左サイド深くで仕掛けたケントがDFラフィーニャをドリブルで抜き去り、ボックス左でマイナスに折り返す。グルイッチが右足ダイレクトで蹴り込んだボールが左ポストを叩いた後、GKの背中に当たってゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドポジションでGKウルライヒの視界を遮ったララナがオフサイドを取られ、ゴールは認められず。

その後も主導権を譲らないリバプールは83分、ウッドバーンのスルーパスに抜け出したスタリッジがボックス内に持ち込んで左足のループシュートを流し込み、試合を決定付ける3点目を奪取。このゴールシーンでハムストリングを痛めたスタリッジが負傷交代するアクシデントこそあったものの、リバプールがバイエルンに完勝した。

この結果、リバプールは2日に行われる決勝でナポリを破ったアトレティコと対戦。一方、大会連覇を逃したバイエルンはナポリとの3位決定戦に臨む。

バイエルン 0-3 リバプール
【リバプール】
マネ(前7)
サラー(前34)
スタリッジ(後38)