2日、今シーズン限りでの現役引退を発表したFC東京の元日本代表MF石川直宏の引退発表記者会見が、FC東京のクラブハウスで行われた。

会見に先立ち、FC東京の大金直樹社長が挨拶。石川からの引退を伝えられた際には、「私自身、クラブとしてもまだやり遂げていない、成し遂げていないものがある中で、石川選手が引退というのを受け入れることは厳しい判断でした。昨年から続いているケガ、今の状況、彼の決意を聞きまして、今回クラブとしても、前向きに現役引退を受け入れようと考えました」と語り、石川の意思を尊重したことを明かしている。

石川は自身のブログで先に発表した内容にも触れながら、引退を決断した経緯などを語った。

◆MF石川直宏(FC東京)
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「今朝、自分の言葉で自分のブログから発信させていただきましたが、そこに書いてある通り、自分自身は6月の末に社長に自分の思いを伝え、その中で自分が今できること、今だからこそ伝えられることの価値を自分の中でハッキリと持っているものを伝えたいと。もちろんピッチでそれが表現できれば良いんですが、2015年8月から約2年間リハビリの時期が続いていまして、なかなかそういった姿で貢献できないもどかしさがある中、言葉として伝えられるものがあるんじゃないかと」

「そういったものを積み重ねていく中で、ラスト、6月末だったので半年弱、必ずピッチに戻って、それまでできることをしながら、ピッチでもう一度貢献する、自分らしいプレーをする、ファン・サポーターのみなさんが喜んでくれる姿が観たいという思いで決断に至りました」

「今の状況と致しましては、かなりペースも上がってきていて、練習合流ももう少ししたらできるじゃないかというところまできていたんですが、先週また、ヒザじゃないんですが、体が動けているからこそ、古傷のふくらはぎを痛めて張ってしまっている状態なので、メニューをコントロールしながら復帰を目指しているところです」

「今回こういった形で伝えさせて頂きましたが、僕なりの決断だったり決意というものは、そういったものを自分が伝えたから、チームメイト、クラブスタッフ、ファン・サポーターにその思いを一緒に持って戦ってくれと思っていなくて、あくまでも僕個人が決断した思いです」

「その思いがそういった雰囲気を作り出してひとつになって戦える、よりひとつになってこのクラブを成長させることができると自分の中で感じた部分があったので、ここから先は自分の中でも不安というよりは楽しみでしかなくて、どういった姿に自分もなるのか、クラブがなって行くのか。どういう影響を与えることができるのかというモチベーションの中で、きっとできるんじゃないかなと思います」

「半年あるので、今までの振り返りはせずに、前だけを見て、全てシーズンが終了した後に、また改めて言葉でもそうですし、プレーではどうだったという反省であり、次へ向かうステップにして、シーズンを終えたいと思っています」