パリ・サンジェルマン(PSG)は4日、バルセロナから完全移籍で獲得したブラジル代表FWネイマール(25)の入団会見を行った。

ネイマールは3日、バルセロナからPSGに完全移籍し、2022年6月30日までの5年契約にサインした。背番号は「10」を着用することが決定済み。各紙は、ネイマールの移籍金は史上最高額となる2億2200万円(約290億3000万円)であると伝えている。

2013年の夏にサントスからバルセロナに加入したネイマールは、在籍4シーズンで公式戦186試合に出場し、105得点80アシストをマーク。加入初年度から主力として活躍すると、2度のリーガエスパニョーラ優勝や、1度のチャンピオンズリーグ制覇など数々の栄冠を経験した。

会見に出席したネイマールは、時間になるとナセル・アル・ケラフィ会長と共に会場に姿を現し、最初にPSGへの移籍が実現したことの喜びを語った。

「全てにおいて嬉しいよ。新たな挑戦がしたかったんだ。すぐに練習に参加して、試合に出場して、PSGに相応しいタイトルを獲得していきたい。昨シーズンと比べて、クラブは良い状態にあるし、心が『今だ』と感じたからこのタイミングで移籍したんだ」

「試合に出場することが人生で最も好きなことだから、すぐにでも出場したい。準備はできているし、スタメンで起用してもらえるならGKでもやるよ」

また、史上最高額となった移籍金についてアル・ケラフィ会長がコメントをすると、ネイマール自身もユーモアを交えつつ心境を明かした。

◆ナセル・アル・ケラフィ会長
「ネイマールの価値は、移籍金よりも上なんだ。クラブが強くなると共にブランド面も強化される。2年後、彼の価値は今の倍になっているかもしれないよ。ファイナンシャルフェアプレー(FFP)に関してはこれからUEFAと話し合っていくけど、バルセロナには紳士的に対応して透明度の高い交渉を行ったから問題はないはずだ」

◆FWネイマール
「移籍金に関して、重圧は感じていないよ。僕の体重は昨日と同じ62kgだ」

さらに、ネイマールは移籍に関して悩んだということや、バルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケがSNSに上げた「彼は残る」というメッセージについても、真相を明かした。

「バルセロナに行った時は世界最高の選手である(アルゼンチン代表のFWリオネル・)メッシがいたことが決め手になった。今回の移籍はPSGが持っていた野望に惹かれたからなんだ。バルセロナが悪かったということではないんだ。(メッシに代わって)主役になりたかったということや、お金が欲しかったということが移籍の理由ではないよ。チャンピオンズリーグ(CL)や、獲得可能なあらゆるタイトルを獲得して歴史に名を残したい」

「ピケや他のバルセロナのチームメイト達と昼ご飯を食べて、ゆっくりと遊んでいる時に投稿されたんだ。『やめて欲しい』とは言ったんだけど。でも、彼の遊び心は尊重しているし、仲の良い友達だよ」

最後に、ネイマールは古巣となるバルセロナに対して感謝を述べた。

「移籍の決断はとても難しかったし、悩んだよ。決断したのはここ2日くらいのことだ。バルセロナでは色々な人に意向を聞かれたが、迷っていたから何も言えなかったんだ」

「バルセロナのサポーターの大きな愛情に対して感謝しているし、全ての人々に敬意を表する。5年間幸せだったよ。僕のアイドルだったメッシには多くを学んだから、特に感謝しているよ」

PSGは5日24時、リーグ・アン第1節のアミアン戦に臨む。