バルセロナは7日、カンプ・ノウでジョアン・ガンペール杯2017のシャペコエンセ戦に臨み、5-0で勝利。5年連続40回目の優勝を果たした。

毎年プレシーズンの時期に行われるバルセロナ主催のフレンドリーマッチであるジョアン・ガンペール杯。今年の対戦相手には昨年11月にコパ・スダメリカーナ決勝前に悲劇の飛行機墜落事故に遭い、71名の犠牲者を出したシャペコエンセを招待した。

来週にレアル・マドリーとのスーペル・コパを控えるバルセロナは、現状のベストメンバーを起用。GKにテア・シュテーゲン、4バックにアレイシ・ビダル、ピケ、ユムティティ、ジョルディ・アルバ。中盤はブスケッツがアンカーに入り、インテリオールにラキティッチとイニエスタ。3トップにはメッシとスアレスと共に、パリ・サンジェルマンに移籍したネイマールの代役として今夏復帰したデウロフェウが起用された。

一方、来週15日にコパ・スダメリカーナ王者として、ルヴァンカップ王者の浦和レッズとのスルガ銀行チャンピオンシップ2017 SAITAMAに出場するシャペコエンセは、墜落事故生存者の1人であるアラン・ルシェウやかつて東京ヴェルディに在籍したアポジ、同じくアビスパ福岡に在籍したモイゼスが先発入り。昨季まで京都サンガF.C.に在籍したアンドレイはベンチスタートとなった。

試合前に犠牲者への追悼が行われ、墜落事故で片足を切断したジャクソン・フォルマンによるキックインセレモニーが行われるなど、厳かな雰囲気でスタートした一戦。しかし、キックオフと同時に気持ちを切り替えたバルセロナが、シャペコエンセに襲いかかる。

開始2分、ブスケッツのスルーパスに抜け出したメッシがボックス左からのシュートで相手GKにファインセーブを強いると、6分にあっさりと先制点を奪う。スアレスとのパス交換でボックス右に抜け出したラキティッチの丁寧な折り返しを、ファーでフリーのデウロフェウが冷静に流し込んだ。
先制後も攻勢を続けるバルセロナは11分、ボックス手前左でデウロフェウから短いパスを受けたブスケッツが見事なミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、早々に追加点を奪取。その後も相手への敬意として全力で攻めるホームチームは、スアレスやメッシに再三の決定機が訪れると、28分にはイニエスタとのパス交換でゴール前に抜け出したメッシが左足で蹴り込み、瞬く間にリードを3点に広げた。

一方、今は亡きチームメートやチーム関係者の想いを背負って懸命にプレーするシャペコエンセは、ウェリントン・パウリスタやオタヴィオがフィニッシュに絡む。36分にはキャプテンマークを巻いたルシェウがピッチを退き、カンプ・ノウに集まった両チームのサポーターから惜しみない拍手が送られた。

3点リードで迎えた後半、バルセロナはデウロフェウとテア・シュテーゲンを下げてハーフタイム明けにデニス・スアレスとシレッセンを投入。後半も攻撃の手を緩めないバルセロナは55分、右サイドでフィードを受けたスアレスがメッシとのワンツーでボックス右に抜け出し、やや角度のないところから右足のシュートをゴール左隅に流し込んだ。

後半も開始早々にゴールをこじ開けたバルセロナは、60分過ぎにイニエスタとユムティティを下げてセルジ・ロベルト、マスチェラーノを投入し、試合をクローズにかかる。

対して一矢報いたいシャペコエンセは、MF松井大輔のル・マン時代の元同僚FWトゥーリオ・デ・メロのお膳立てからナジソンがシュートを放つが、ここはGKシレッセンのセーブに阻まれる。

その後も主導権を渡さないバルセロナは74分、ボックス手前でパスを受けたメッシの絶妙なスルーパスに反応したデニス・スアレスが冷静に左隅へ流し込んで5点目を奪う。その後、75分過ぎにメッシやスアレス、ピケら残りの主力7人を下げたバルセロナは、試合終了間際にネウソン・セメドがPKを獲得。だが、キッカーのパコ・アルカセルが中央を狙ったシュートは相手GKの好守に遭い、6点目とはならず。

それでも、シャペコエンセに5-0の快勝を収めたバルセロナが5年連続40回目の優勝を飾った。

バルセロナ 5-0 シャペコエンセ
【バルセロナ】
デウロフェウ(前6)
ブスケッツ(前11)
メッシ(前28)
スアレス(後10)
デニス・スアレス(後29)