9日に明治安田生命J1リーグ第21節のヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズがノエビアスタジアム神戸で行われ、2-1で鹿島が勝利した。

14勝1分け5敗で2位の鹿島(勝ち点43)は、首位のセレッソ大阪(勝ち点44)と勝ち点1差で肉薄。大岩監督就任以降、公式戦11戦無敗かつ直近の8戦では7勝している。首位奪還を狙う鹿島は2-0で勝利したベガルタ仙台戦からスタメンを3名変更。伊東、小笠原、遠藤に代えて、山本、レオ・シルバ、レアンドロを送り出した。

対して、神戸(勝ち点29)は9勝2分け9敗で10位に沈んでいる。前節の柏レイソル戦では1-3で敗れ、大型助っ人のルーカス・ポドルスキも完封。リーグ後半戦の最初の試合となった大宮アルディージャ戦を3-1勝利でスタートし良いムードが流れつつあったタイミングでの敗北だっただけに、中3日の過密日程とはいえホームの舞台で連敗を晒す事態は避けたいところ。リーグ屈指の強敵との試合に臨む神戸は、前節からスタメンを4名変更。伊野波、ニウトン、田中、三原に代えて、藤谷、高橋、藤田、小川を送り出した。

試合の序盤は神戸がポドルスキを中心に攻勢をかけた。9分、橋本がディフェンスラインの裏に浮き球のパスを供給すると、ポドルスキにシュートチャンスが訪れる。上手い抜け出しからシュートを放ったが、GKに阻まれた。続いて、15分にもポドルスキがこぼれ球を拾って右足を振りぬいたが、またもGKが立ちはだかった。

縦に素早くボールを運ぶ神戸が頻繁に鹿島のゴールマウスを襲う展開が続くが、鹿島はGK曽ヶ端を中心に全員で守り、得点には至らない。前半終了間際の46分、敵陣中央で得たFKをキッカーのレオ・シルバが意表を突いてショートパスで始めたが、DFにクリアされた。結局、点が動かないまま試合は折り返しを迎えた。

後半に入っても神戸の攻撃は続いた。48分、ボックス内左でボール受けたポドルスキがDFをかわして左足から強烈なシュートを繰り出す。しかし、これはGKが弾いて右CKに。キッカーを藤田が務めると、神戸の猛攻が実を結んだ。高い弾道のクロスが供給されると、渡部がDFと競り合いながら頭で叩きつけ、ネットを揺らした。

負けられない鹿島は55分、ボックス手前中央で得たFKのキッカーをレオ・シルバが務めると、シュートを選択。低い弾道のシュートは壁に当たり、枠には飛ばなかった。続く62分、64分にもCKを獲得した鹿島がゴールに迫ったが、得点には繋がらなかった。それでも徐々に鹿島に得点の気配が漂い始める。

すると69分、鹿島が同点弾を奪いきった。鈴木が左サイドからグラウンダーのクロスを送ると、ボックス内で反応した中村がワンタッチで後方に落とす。走り込んだ金崎がダイレクトで合わせ、ゴールに流し込んだ。

勢いに乗る鹿島がサイドの西や山本を起点にして攻勢を強め始めると、神戸は76分にポドルスキに代えてハーフナー・マイクを獲得後初めて起用。ディフェンスラインからの長いボールを多用し始める。しかし、ハーフナーにはなかなか収まらない。

神戸が流れを引き戻せずにいると、86分に鹿島が逆転弾を叩き込んだ。西のパスを敵陣で受けたレアンドロが素早く前線にスルーパスを送る。走りこんでいた金崎がボールを受け取ると、ドリブルを開始。GKをかわして冷静にゴールに蹴り込み、この日の2得点目とした。

結局、試合はこのまま終了。この結果、大岩監督就任以降の無敗記録を「12」に伸ばした鹿島(勝ち点46)は、C大阪(勝ち点44)を追い抜いて首位に浮上した。対して、ホームで手痛い逆転負けを喫した神戸は、新戦力ハーフナーの起用も及ばずに連敗に。順位を1つ下げ、11位に後退することとなった。