チェルシーは12日、スタンフォード・ブリッジで行われたプレミアリーグ開幕節でバーンリーと対戦し、2-3で敗戦した。

昨シーズン、圧倒的な強さでプレミアリーグを制覇したチェルシーは連覇が懸かる今シーズンの開幕戦で昨季16位のバーンリーをホームに迎えた。今季最初の公式戦となったアーセナルとのコミュニティー・シールドをPK戦の末に落としたチェルシーは、その試合から先発2人を変更。負傷したペドロと昨季FAカップ決勝で退場したモーゼスが出場停止で欠場となり、新戦力リュディガーとアカデミー出身の若手ボガがスタメン入り。

GKにはクルトワ、3バックにリュディガーとダビド・ルイス、ケイヒル。中盤は右からアスピリクエタ、セスク、カンテ、マルコス・アロンソ。3トップはボガ、ウィリアン、バチュアイが並んだ。なお、レアル・マドリーからの新戦力モラタはベンチスタートとなり、エースのアザールはケガのためベンチ外となった。

プレシーズンは低調も昨季圧倒的な強さを誇ったホームにアウェイ最弱のバーンリーを迎えたため、昨季王者の優位は揺るがないかと思われたが、予想だにしない展開が待っていた。

拮抗した立ち上がりの14分、勢い余って相手MFデフールに足裏を見せたタックルを見舞ったケイヒルにレッドカードが掲示され、チェルシーは新キャプテンをわずか10分ちょっとで失うことになった。

コミュニティー・シールドに続く2試合連続の一発退場劇で苦しい立ち上がりとなったチェルシーは、18分にFWボガを下げてDFクリステンセンを投入。だが、数的優位で押し込まれ始めると、24分にはロートンの右クロスをゴール前のボークスに泥臭いボレーで流し込まれ、先制点を奪われた。

すぐさま反撃に出るチェルシーだが、プレシーズンの不調を引きずってなかなか思うようなプレーができない。すると、前半終盤にかけて悪夢の連続失点を喫する。39分、コークとのパス交換でボックス左に抜け出したウォードに強烈な左足のシュートをファーポストに突き刺される。さらに43分にはセットプレーの場面でデフールのクロスに対して、リュディガーとD・ルイスの動きが重なってフリーにしたボークスにヘディングで叩き込まれ、まさかの3点ビハインドで前半を終えた。

迎えた後半、ハーフタイムで気持ちを切り替えたチェルシーは、立ち上がりの49分にマルコス・アロンソの強烈なミドルシュートで相手GKを脅かすなど、数的不利を感じさせない攻撃でゴールに迫る。さらに59分にはバチュアイを下げてモラタをデビューさせる。

すると、この交代策がゴールをもたらす。69分、右サイドでキープしたウィリアンのクロスに絶妙な動き出しでオフサイドラインを破ったモラタがダイビングヘッドで合わせ、新エース候補のデビュー弾で反撃の狼煙を上げる。

ここから猛攻に転じるチェルシーは、73分にも右サイドのクリステンセンがグラウンダーで入れたクロスをゴール前のモラタが押し込むが、ここはオフサイドの判定でゴールは認められず。すると81分には相手選手へのレイトチャージで2枚目の警告を受けたセスクが、ケイヒルに続いて退場処分に。

この退場で9人での戦いを強いられたチェルシーだが、昨季王者のプライドか、試合終盤にかけて圧巻の攻撃を見せる。88分、アスピリクエタのフィードを前線のモラタが頭でゴール前に流すと、これに反応したD・ルイスが冷静に流し込み、1点差に迫る。その後もリスクを冒した攻撃でチャンスを作ったホームチームだが、試合はこのまま2-3のスコアでタイムアップ。

9人での戦いを強いられた中、モラタの1ゴール1アシストで意地を見せたチェルシーだが、ホームでのリーグ開幕戦で格下相手に痛恨の敗戦となった。なお、公式戦連敗と苦しい状況が続くチェルシーはセスクとケイヒルを出場停止で欠く中、次節昨季2位トッテナムとの重要な一戦に臨む。