10日に明治安田生命J1リーグ第25節のベガルタ仙台vsサガン鳥栖がユアテックスタジアム仙台で行われ、4-1で仙台が勝利した。

ここまで8勝5分け11敗で12位につける仙台(勝ち点29)が、9勝7分け8敗で9位につける鳥栖(勝ち点34)をホームに迎えた。代表ウィークに行われたYBCルヴァンカップ準々決勝2戦合計5-4で鹿島アントラーズを下し、クラブ史上初となるベスト8入りを決めた仙台は、3日に行われた2ndレグから先発メンバーを1人変更。西村に代えて野津田を起用した。

対して前節のガンバ大阪戦を1-3で敗れ、連勝を飾ることができなかった鳥栖は、その一戦から先発メンバーを2人変更。小林と豊田に代えて藤田と田川を起用した。

中位から抜け出したい両者の一戦。やや仙台ペースで立ち上がりが経過すると、そのまま先制点を奪取する。11分、右サイドのタッチライン際でパスを受けた古林が縦への仕掛けからニアサイドにクロスを供給。これを飛び出したGK権田の前で石原が触ってゴールネットを揺らした。

先制点を許した鳥栖は、このプレーでアクシデントが発生。石原のヒザに頭をぶつけたGK権田が意識はあるものの、数分間起き上がることができない。プレー続行不可能となり、GK赤星をスクランブル投入する事態に見舞われる。

この事態にも動じず攻撃を組み立てる仙台だが、出足の速い相手ディフェンスに苦戦する。それでも23分、敵陣中央右から藤田が左足でクロス。これをボックス中央に走り込んだビクトル・イバルボが頭で合わせたが、GKシュミット・ダニエルの好守に阻まれてしまう。

このピンチを凌いだ仙台は34分に追加点。ボックス手前でパスを受けた富田がボックス右にスルーパスを送り、走り込んだ野津田が右足ダイレクトでゴール左へ流し込んだ。

順調に試合を進める仙台は40分、移籍後初ゴールを記録した野津田がボックス左手前から左足を振り抜いてゴールを果敢に狙う。しかし、これは枠を捉えることができず、2-0で仙台がリードして試合を折り返す。
後半に入っても攻勢を続ける仙台は54分、右サイドからの鋭いクロスをボックス内の奥埜が落とすと、走り込んだ三田が左足を振り抜いてゴール右隅を射抜いた。

勝利を大きく近づける3点目を奪った仙台だったが64分、相手にプレスをかけて交錯した富田が倒れ込む。足を痛めてしまい、西村との負傷交代を余儀なくされてしまう。

嫌な空気が漂う仙台。それでも74分、ボックス右に流れたボールを小林が中央に折り返す。これをニアサイドに走り込んだ西村が触れると、ゴール前左へと浮いたボールに素早く反応した石原が頭で押し込んだ。

ここまでほとんど何もさせてもらえなかった鳥栖は終盤、猛攻を仕掛ける。すると47分、右CKの流れからビクトル・イバルボが1点を返して一矢報いるもそのまま試合は終了。ルヴァンカップの勢いそのままに4ゴールを奪った仙台が白星を飾った。