5日、明治安田生命J1リーグ第32節の1試合が開催。優勝に近づく首位の鹿島アントラーズと、アジア制覇を目指す浦和レッズが対戦する。

◆ACL決勝の影響による繰り上げ開催
4日のJリーグ YBCルヴァンカップ決勝の開催、そしてインターナショナルマッチウィークということもあり、J1の開催はない週末だが、浦和のAFCチャンピオンズリーグ決勝進出により、1試合が2週間前倒しで開催されることとなった。

リーグ連覇を目指す鹿島と、2007年以来のACL制覇を目指す浦和。どちらのチームにとっても、タイトル獲得に向けて大事な一戦であり、勝利を収めて互いの目標に向けて良い状態をキープしたいところだろう。熱戦が期待される。

◆リーグ連覇王手へ〜鹿島アントラーズ〜
首位に立つ鹿島は、2位の川崎フロンターレに勝ち点差4をつけている。今節を含めて残り3試合。ここで勝ち点3を積み上げれば、川崎Fに大きなプレッシャーをかけることができる。

ここ5試合で、サガン鳥栖、横浜F・マリノスと2敗を喫し、独走態勢から一歩後退した鹿島。しかし、ここ再び王手をかけるチャンスが到来した。浦和戦が終わると、鹿島は3週間試合が行われない。仮に敗れたとしても立て直す時間はあるが、勝利して余裕を持って次節を迎えたいところだろう。

◆アジア制覇への足がかりへ〜浦和レッズ〜
対する浦和はリーグ制覇の可能性はなく、来シーズンのACL出場権確保も数字上は可能だが、厳しい状況に置かれている。天皇杯でもすでに敗退が決定しており、残されたタイトル獲得のチャンスはACLのみとなっている。

堀孝史監督就任以来、システムも変更し、起用するメンバーも変更。当初こそ思うような結果が出なかったが、ここに来てチームは負け知らず。天皇杯で敗れた鹿島相手にリベンジを果たし、アジア制覇に向けて一気に波に乗りたいところだ。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:曽ヶ端準
DF:西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗
MF:遠藤康、レオ・シルバ、三竿健斗、レアンドロ
FW:土居聖真、金崎夢生
監督:大岩剛
鹿島はいつも通りの11名がピッチに名を連ねると予想。前節の北海道コンサドーレ札幌戦と同様のメンバー起用となるだろう。ホームでの浦和戦は2011年以来勝利がなく、連覇を目前に最大の試練が訪れた。普段通りのメンバーで、普段通りの鹿島らしさを出せるかが勝敗を分けるはずだ。

◆浦和レッズ[4-1-4-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:西川周作
DF:遠藤航、マウリシオ、阿部勇樹、槙野智章
MF:ラファエル・シルバ、柏木陽介、青木拓矢、長澤和輝、武藤雄樹
FW:興梠慎三
監督:堀孝史
一方の浦和は、前節のサンフレッチェ広島戦から1名が変更。DF宇賀神友弥に代わり、DFマウリシオが復帰することになるだろう。日本代表に5名が選出されている浦和。チームとして[4-1-4-1]の完成度も高まっており、得意の県立カシマサッカースタジアムでしっかり結果を残したい。

【キープレーヤー】
◆FW金崎夢生(鹿島アントラーズ)
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キープレーヤーは、“不敗神話”を続けるFW金崎夢生をピックアップ。直近の浦和戦3試合で5得点を記録するなど、得意の相手。さらに、ゴールを決めた公式戦は29戦無敗と驚異的な“不敗神話”も継続中だ。チームの連覇に向け、そして12月の日本代表復帰に向け、ここでも結果を残したいはずだろう。

◆FW興梠慎三(浦和レッズ)
Getty Images
一方の浦和は、日本代表に復帰したFW興梠慎三に注目だ。今シーズンは自身初となるリーグ戦20得点を達成。得点ランキングで首位に立っている。古巣対決となる鹿島戦。チームとしても得意とするかつてのホームで、チームを勝利に導くゴールを決められるかに注目だ。

◆記録上は圧倒的有利の浦和、鹿島は跳ね返せるか?
2011年以来、昨シーズンのチャンピオンシップも含め、県立カシマサッカースタジアムでの公式戦の対戦成績は5勝2分け。アウェイの浦和は一度も負けていない状況だ。成績だけを見れば、圧倒的有利に立つ浦和。しかし、リーグ連覇を目指す鹿島が黙っているはずがない。

順位こそ離れているが、両チームは昨シーズンのチャンピオンシップ、今シーズンのゼロックススーパーカップでも見せた通り熱戦が続いている。互いに今シーズン唯一のタイトル獲得に向けた足がかりにしたい一戦は、5日14時にキックオフを迎える。