23日に行われたヤンマースタジアム長居で行われた第97回天皇杯全日本サッカー選手権準決勝のヴィッセル神戸vsセレッソ大阪は、C大阪が3-1の勝利を収め、2003年以来の決勝進出を果たした。

17大会ぶりの準決勝進出を果たした神戸と、6大会ぶりの4強入りのC大阪が決勝進出を賭けて激突した。神戸はルーカス・ポドルスキが負傷欠場。一方、C大阪は杉本と山口が欠場となり、柿谷も先発メンバーから外れた。

元日決勝を懸けた関西勢対決は、互いに攻め合う緊迫した展開となる。その中で、徐々にC大阪が流れを引き寄せ始めるが、対する神戸もカウンターで応戦。それぞれシュートの形こそ作り出したものの、コースが甘く、ゴールレスでハーフタイムを迎えた。

迎えた後半も立ち上がりからC大阪のペースで進むが、こう着した展開に。流れの中や直接FKのチャンスからソウザが積極性を生かして神戸のゴールマウスに迫れば、福満もセットプレー崩れからシュートを放っていくが、なかなか均衡を破れない。

後半の中盤以降も停滞感が漂うが、90分に左サイドから途中出場の大森がクロス。これがそのままゴール右隅に吸い込まれ、神戸がリードした。だが、C大阪が直後、ボックス右の水沼がGKキム・スンギュの身体で弾いたボールを右足ジャンピングボレーを沈め、追いついた。

続く延長前半7分には、丸橋のクロスが藤田のハンドを誘ってC大阪にPKのチャンスが与えられると、キッカーに途中出場の柿谷が名乗り。ゴール左を捉えたシュートをGKキム・スンギュに止められた柿谷だが、こぼれ球に素早く反応し、頭で押し込んで逆転に成功した。

たちまちビハインドを追う展開を強いられた神戸は、その直後に同12分にハーフナー・マイクと大槻を同時起用。攻勢に出ると、ハーフナー・マイクも絡んだ分厚い攻撃から伊野波がネットを揺らす。だが、オフサイドの判定でゴールが認められない。

結局、延長後半9分に手薄になった相手の背後を突いたカウンターから柿谷のお膳立てをソウザが確実に決め、C大阪に勝負あり。ルヴァンカップ王者プライドを示したC大阪がクラブ史上初の決勝進出を目指す神戸を退け、シーズン2冠目に王手をかけた。