リーガエスパニョーラ第25節セビージャvsアトレティコ・マドリーの上位対決が、25日にサンチェス・ピスファンで行われ、2-5でアトレティコ・マドリーが勝利した。

リーガ4戦連続無失点勝利中の2位アトレティコ・マドリー(勝ち点55)が、連勝中の5位セビージャ(勝ち点39)のホームに乗り込んで行った一戦。

セビージャは、ゴールレスドローで終えたミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)マンチェスター・ユナイテッド戦からスタメンを変更せず。現状のベストメンバーでこの一戦に臨んだ。

対するアトレティコは、1-0で勝利してラウンド16進出を決めたミッドウィークのヨーロッパリーグ(EL)コペンハーゲン戦からスタメンを6名変更。ファンフラン、セルヒオ・ゴンサレス、ビトロ、アンヘル・コレア、トーレス、ガメイロに代えて、ヴルサリコ、ゴディン、トーマス、サウール、グリーズマン、ジエゴ・コスタを起用した。

中国移籍が騒がれているカラスコは登録メンバーから外れ、サンチェス・ピスファン凱旋となるビトロはベンチに座った。

試合が始まると、セビージャがいきなりチャンスを迎える。3分、右サイドを駆け上がったヘスス・ナバスが、浅い位置から中央にグラウンダーのパスを供給。しかし、ボックス内に飛び込んだムリエルがワントラップして放ったシュートはGKオブラクのファインセーブに遭い、こぼれ球を拾ったホアキン・コレアが狙ったシュートも枠を外れた。

セビージャは右サイドを中心に積極的に攻撃を仕掛けていくが、18分にアクシデントが発生する。序盤から果敢な攻撃参加をみせていたヘスス・ナバスがふくらはぎを抑えつつ座り込み、交代を要求。セビージャはラユンを起用し、早くも交代枠を一つ使うこととなった。

ペースを掴みたいアトレティコは25分、ハーフウェーライン付近でボールを持ったホセ・ヒメネスが、思い切って右足を振り抜き、ロングシュートを狙う。ボールは大きく枠を外れたが、悪い雰囲気の打開を試みていく。

ややセビージャの攻撃が鳴りを潜め始めた29分、アトレティコはチャンスを見逃さなかった。バネガがGKセルヒオ・リコからのパスを受けに下がったところ、ジエゴ・コスタが猛プレスをかける。ボールを奪い切り、そのまま対応が遅れたGKセルヒオ・リコの虚を突き、先制点を沈めた。

失点後もボールを支配しつつ攻め込もうとするセビージャだったが、ホアキン・コレアが再三に渡り仕掛けていくも、アトレティコの強固な守備を崩すには至らない。逆に38分には、GKセルヒオ・リコが阻んだもののカウンターからボックス内に侵攻したジエゴ・コスタにシュートを浴びせられた。

相手にボールを持たせるような形で効率的に攻撃を完結させるアトレティコは、42分にも好機を作り出す。相手陣内中央付近でルーズボールを拾ったグリーズマンが、DF4人に囲まれながらもボックス手前まで侵攻。右足を振り抜き、ゴール左上に突き刺した。

アトレティコは、エースの一撃でリードを広げて試合を折り返すことに成功。巻き返しを図りたいセビージャだったが、後半に入ってもアトレティコの時間帯は途切れない。

51分、またしても最前線でボールを奪い切ったジエゴ・コスタが、コケとのワンツーでボックス内左に侵攻。すると、GKセルヒオ・リコが前に出てブロックを試み、ジエゴ・コスタを転倒させてしまい、PKを与えることに。キッカーのグリーズマンが決めきり、スコアは3-0となった。

一矢報いたいセビージャは60分、疲れの見えるホアキン・コレアに代えてイェデルを投入。対するアトレティコも、64分にトーマスに代えてアンヘル・コレアを投入し、前線の圧力を高く保つ。

すると65分、メルカドの不用意なGKセルヒオ・リコへのバックパスを、グリーズマンがインターセプト。駆け上がったコケにボールを送り、コケが冷静に流し込んだ。

4点目差を付けて試合を決定的なものとしたアトレティコは、71分にコケに代えてサンチェス・ピスファン凱旋となるビトロを投入。77分にはジエゴ・コスタとガメイロを入れ替えて、さらにリフレッシュを図っていく。

さらに81分にも、ボックス手前左でボールを持ったサウールが、ドリブルでボックス内左の深い位置まで突破。中央への折り返しをグリーズマンが落ち着いて決め、ハットトリックとした。

それでも85分、カウンターからボックス内右に侵攻したイェデルが中央に折り返す。反応したサラビアが落ち着いて決め、一矢報いることに成功。さらに試合終了間際の89分にも、途中出場のノリートが気を吐くゴールを決めたが、試合は直後に終了を迎えた。

この結果、アトレティコは無失点ではなかったものの、大量5発を奪って5連勝。対するセビージャは、ホームで大敗を喫して上向きかけた調子に水を差すこととなった。