チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、マンチェスター・シティvsバーゼルが日本時間7日28:45にシティ・オブ・マンチェスターでキックオフされる。敵地で行われた1stレグを大勝したシティが盤石の状態でバーゼルをホームで迎え撃つ第2戦だ。

先月13日にバーゼルホームで行われた1stレグでは、守備的なプランを強いてきたホームチームに対して、序盤からアウェイチームの攻撃陣が躍動。開始14分にMFギュンドアンに先制ゴールが生まれると、MFベルナルド・シウバ、FWアグエロが畳みかける攻めでゴールネットを揺らし、わずか25分ほどでベスト8進出に大きく近づくアウェイゴール3点を奪取。その後も攻撃の手を緩めないシティは後半立ち上がりのギュンドアンの4点目で試合を完全に決め、敵地で4-0の大勝を飾った。

ホームでの2ndレグを待たずしてベスト8進出に大きく近づいたシティは、以降の公式戦ではFAカップで3部のウィガン相手に痛恨の敗戦を喫しシーズン4冠の夢を断たれた。しかし、百戦錬磨のチームはその後EFLカップ決勝、リーグ戦でのアーセナルとの連戦をいずれも3-0の圧勝で飾ると、先週末に行われたチェルシー戦も1-0というスコア以上の完勝劇で難敵との3連戦を見事に3連勝で飾った。現在、プレミアリーグでは2位のマンチェスター・ユナイテッドと勝ち点16差を付けており、独走状態が続き、今後の日程では4月7日に予定されるマンチェスター・ダービーまで楽な対戦相手と組まれている。そのため、今回の一戦に向けて主力を投入するか、控えメンバーを送り込むのか、グアルディオラ監督の選手起用に注目が集まる。

一方、国内リーグ8連覇中の絶対王者としてスイス勢初のベスト8進出を目指すバーゼルだが、ホームでの初戦では力の差をまざまざと見せつけられ、0-4の大敗を喫した。さらに、以降の公式戦では国内リーグでザンクト・ガレン、国内カップでヤング・ボーイズ相手に痛恨の連敗。とりわけ、国内リーグでは2試合未消化といえども首位ヤング・ボーイズとの勝ち点差は14ポイントに広がり、逆転での9連覇が絶望的な状況だ。そのため、難しいモチベーションの中で戦うこのシティ戦ではシーズン終盤戦に繋がるような勇敢な戦いを期待したい。

両者の勝ち抜けの条件はシティが引き分け以上で文句なしの突破となる。また、5失点以上の4点差での敗戦以外であれば、3点差以内の敗戦でも突破が決まる圧倒的優位な状況だ。なお、バーゼルが4-0で勝利した場合のみ、延長戦へと突入する。(延長戦でもアウェイゴールルールは適用)

◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】

マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ブラーボ
DF:ダニーロ、ストーンズ、コンパニ、デルフ
MF:デ・ブライネ、ヤヤ・トゥーレ、フォーデン
FW:ベルナルド・シウバ、ガブリエウ・ジェズス、ザネ
負傷者:DFメンディ、MFフェルナンジーニョ、FWスターリング
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱中のメンディを含め、フェルナンジーニョ、スターリングが練習復帰を果たしているが、この試合でリスクを冒して起用する可能性は低い。

スタメンに関しては大幅なターンオーバーの採用が見込まれており、ある意味で予想は困難だ。国内リーグで3試合出場停止だったデルフやストーンズ、ジェズスの起用は濃厚と思われるが、それ以外ではグアルディオラ監督の裁量次第といったところか。

◆バーゼル◆
【3-4-3】

バーゼル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:バシリク
DF:ラング、ラクロワ、スヒー
MF:ブア、ツフィ、ディエ、ペトレッタ
FW:シュトッカー、オベルリン、エルヨナッシ
負傷者:GKヴァイラーティ、DFバランタ
出場停止者:MFジャカ

前回対戦で警告を受けたジャカが累積警告で出場停止となる。負傷者に関しては1stレグを欠場したヴァイラーティ、バランタの2選手が欠場する。

スタメンに関してはバランタの負傷とジャカの出場停止によって、センターバックの人選に注目が集まる。4バックへのシステム変更の可能性もあるが、ラングが右ストッパーに入り、右ウイングバックに攻撃的なブアが入ると予想した。

★注目選手
◆マンチェスター・シティ:FWガブリエウ・ジェズス
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シティの注目プレーヤーは、先発復帰が見込まれるジェズスだ。今季開幕から好調を維持してエースFWアグエロと熾烈なセンターフォワード争いを見せていたジェズスだが、昨年大晦日に行われたクリスタル・パレス戦でヒザを痛めて長期離脱を強いられた。その後、2月末のEFLカップ決勝で戦列復帰を果たし、ここまでは試合終盤の途中出場ながら3試合連続でプレーしており、今回のバーゼル戦で久々のスタメン復帰を果たすはずだ。自身の離脱期間にアグエロが好調を継続しているほか、ウイングポジションでもザネやベルナルド・シウバが活躍をみせており、熾烈なポジション争いを制するうえで今回の一戦ではゴールという目に見える結果を残したい。

◆バーゼル:MFモハメド・エルヨナッシ
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バーゼルの注目プレーヤーは、オベルリンと共に攻撃の核を担うエルヨナッシだ。2016年夏に母国のモルデからバーゼルに加入したモロッコ系ノルウェー人のエルヨナッシは、左右のウイングを主戦場に個の打開力を武器とする若手アタッカー。今季は公式戦30試合に出場し、6ゴール12アシストの記録を残している。チームとして逆転突破が難しい中、過去にレスター・シティなどからの関心を集めたエルヨナッシとしては、イングランドで行われる今回の一戦でインパクトを残して自身のステップアップに繋げていきたい。