13日、明治安田生命J1リーグ第7節の横浜F・マリノスvs名古屋グランパスが日産スタジアムで行われる。

◆攻撃に特徴の上位対決
ここまで3勝2分け1敗で5位につける横浜FMと4勝2敗で3位につける名古屋の対決。勝ち点差2の上位対決は、攻撃に特徴のある両チームが相対する。

横浜FMはここまで「10」ゴールを記録しリーグ3位タイ、名古屋はここまで「14」ゴールでリーグトップだ。

破壊力抜群の両チーム、攻撃で主導権を握るのはどちらか。打ち合いの可能性も低くはない。


◆核を失うもユニットで仕掛ける〜横浜F・マリノス〜
前節の浦和レッズ戦は、アウェイでの対決ながら0-3と快勝。しかし、今季3得点を記録していたFWエジガル・ジュニオが負傷交代し、全治4週間と診断された。

3トップの中央を務めていた得点源の離脱、さらに今季加入の李忠成も離脱中とあり、センターフォワードが不在となったものの、“クリリン”ことマルコス・ジュニオールが浦和戦で躍動した。

アンジェ・ポステコグルー監督の下、攻撃サッカーへの転換を図り今シーズンは2年目。選手が入れ替わりながらも、昨シーズンよりも流動性が増しており、フィニッシュワークが全てとなるだろう。

今シーズンの名古屋は攻撃だけでなく守備も安定感を見せており、エジガル・ジュニオが抜けたからこそ、前線のユニット攻撃で打ち勝ちたい。

◆打ち合い上等、カギはバランス〜名古屋グランパス〜
対する名古屋は前節の鹿島アントラーズで2-1と敗戦。開幕3連勝も、上位の2クラブ相手には勝てていないのが現状だ。

打ち勝つサッカーにおいて、試合をコントロールされることが一番の天敵。敗れたFC東京、鹿島には、うまくいなされてしまった印象だ。

自分たちが攻撃で主導権を握り、ゲームをコントロールしながら追加点を狙いに行くことが一番勝率が高い形だろう。

また、ここ2試合は最前線でプレーしている長谷川アーリアジャスールは古巣対決。強力な攻撃陣への繋ぎ役として、また得意とするボックス付近でのプレーで古巣の守備陣を崩壊に導けるかにも注目だ。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆横浜F・マリノス[4-3-3]
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GK:朴一圭
DF:松原健、チアゴ・マルチンス、畠中槙之輔、広瀬陸斗
MF:三好康児、喜田拓也、天野純
FW:仲川輝人、マルコス・ジュニオール、遠藤渓太
監督:アンジェ・ポステコグルー
このまま上位進出を目指す横浜FMは、同じメンバーを起用すると予想。変更点は負傷したエジガル・ジュニオのポジションだろう。本職選手が不在となったため、マルコス・ジュニオールがスライドで中央に入り、左ウイングには遠藤渓太が入ると予想。浦和戦の途中から見せた形で、連勝を目指す。

◆名古屋グランパス[4-4-2]
©️CWS Brains, LTD.
GK:ランゲラック
DF:宮原和也、中谷進之介、丸山祐市、吉田豊
MF:ガブリエル・シャビエル、米本拓司、ジョアン・シミッチ、和泉竜司
FW:長谷川アーリアジャスール、ジョー
監督:風間八宏
名古屋も同じメンバーを起用してくると予想。攻撃的なサッカーを真っ向から勝負することは間違いない。サイドバックの上がりを制するのがどちらなのか。ボランチの2人のゲームコントロールもモノを言うはずだ。

【注目選手】
◆FW仲川輝人(横浜F・マリノス)
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ホーム、横浜FMの注目選手はFW仲川輝人をピックアップしたい。センターフォワードに入ると予想されるマルコス・ジュニオールも注目だが、共に攻撃ユニットを形成する仲川に注目。浦和戦でも右ウイングのポジションから攻撃陣をけん引。アシストもさることながら、自身で決めきる力もあるだけに、得点源となる活躍も期待したい。インサイドハーフの天野、三好との連携で裏をとる動きも可能なだけに、チャンスメイク、フィニッシャーとして日産スタジアムに笑顔をもたらせるかに注目だ。

◆MF米本拓司(名古屋グランパス)
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対する名古屋の注目選手は、MF米本拓司だ。前線の選手の活躍にはもちろん注目だが、ゲームコントロールが課題のチームにおいて、その役割を担う米本の働きがカギを握るだろう。中盤のフィルター役としてプレーする米本だが、本来の持ち味はリンクマンとしての働き。形を変えて攻撃を仕掛けてくる横浜FMの攻撃の芽をしっかりと摘むことができるか、そして、ジョアン・シミッチとのバランスを保てるかに注目だ。

◆注目は2点目
攻撃的なサッカーに注目が集まる試合だが、ポイントは2点目がどちらに入るかだ。

先制点がどちらに入るかが注目を集めることが多いが、この両チームにおいては2点目が入ることが重要となる。

横浜FMは守備面で周到な対策を用意してきた2チームに苦しみ、名古屋はしたたかにゲームをコントロールする2チームに苦しんだ。つまり、自分たちと真っ向から打ち合うチームには結果を残せているということになる。

1点を奪うことは既定路線とも言え、いかに2点目を奪うか。逆転という試合展開も大いにあり得るだけに、どちらが2点目を奪うかに注目だ。