日本サッカー協会(JFA)は7日、ポーランドで行われるU-20ワールドカップ(W杯)に臨むU-20日本代表メンバー21名を発表した。

U-20日本代表は、5月末から6月にかけてポーランドで行われるU-20W杯に出場。5月中旬に直前キャンプを行い、本大会ではエクアドル代表(23日)、メキシコ代表(26日)、イタリア代表(29日)と対戦する。決勝トーナメントは来月2日から行われる。

メンバー発表会見には、U-20日本代表を率いる影山雅永監督、JFAの関塚隆技術委員長が登壇した。メンバー発表後、影山監督はメディア陣からの質疑に応対し、MF安部裕葵(鹿島アントラーズ)やMF久保建英(FC東京)らの不在を含む選考理由やこの世代のチームカラーについて言及した。

◆影山雅永監督(U-20日本代表)
──昨年の最終予選で主力だったMF安部裕葵(鹿島アントラーズ)やMF久保建英(FC東京)らが不在。これまで「最終的にはA代表に送り出すことが目的。その道のりは関係ない」と語ってはいたが、彼らがいない理由は?
「最終予選を共に約1カ月間、戦ったのでチーム力やチームとしての成熟度はだいぶ上がった気がしています。ただ、あそこからすべての選手がW杯に行ける訳ではないということは伝えていました。彼らに切符が用意されていた訳ではないということが一つです」

「それから、私が責任をもってこの21人を選びましたので、この選手たちが日本を代表してポーランドに行き、そして戦う。私と共に、選手と共に、日本を代表してポーランドで戦うので、私がこの選手たちと最高の成績を、自分たちが持てるものを全て出せるように準備をしていきたいなと思います」

──DF三國ケネディエブス(アビスパ福岡)、DF瀬古歩夢(セレッソ大阪)、DF菅原由勢(名古屋グランパス)といった守備陣を選んだ意図は?
「先程の質問と重なるのか、ズレるのかも含めてですけど、彼らはU-17W杯も含めて共にプレーしてきました。その中で世界で戦う経験をしていて、しかもクラブは違えど、共にお互いを知っている。そして最終予選も経験しています。今現在のコンディションというのは気になるところですけど、彼らなりに出ている選手もいれば、そうではなくて苦しんでいる選手もいる。それでも彼らであれば、W杯の経験も含めて、我々が対戦するところに対峙していけるのではないか、ということでこのディフェンダーの選手たちを選びました」

──今回のU-20W杯に臨む日本代表は、どういうチームカラーか
「昨年の最終予選の際には『困っちゃうくらい明るいチームで良い部分も悪い部分も共存しているんですよ』という説明をさせて頂きました。そういった部分は変わらず、僕も良さだと思っています。そして、昨年とは違い、(彼らは)プロ2年目になったり、U-18の世代からプロになったりという選手がほとんどです。そういった中で彼らは非常に成長しています。というのは、この日本のサッカーの世界の中で、プロの身になり、年上の選手たちからプロとはなんぞやということを教わっています」

「そして、彼らのもう一つの特徴は、あまり世界を恐れていないということです。それは先程にも言ったU-20での経験や我々の年代別の代表選手の活動は今、ほとんどが世界への遠征になっています。そういった意味では今、非常にヨーロッパで数多くの代表選手がたくさんプレーしている。そういったものをテレビで観ながら、応援しながら、いつか自分もそこの舞台に立つんだというようなものを彼らは明確に持っています。そういう意味では、これまでの世代よりも世界に意識が近づいている。そしてその舞台に立つんだという強い意志を持った集団だと思っています」

──最後に入ってきた選手を見ると、GKの3枠目(GK鈴木彩艶/浦和レッズユース)やFWのところ(FW西川潤/桐光学園高校)、DF鈴木冬一(湘南ベルマーレ)であったりが、U-17W杯を戦った若い選手たちだと思うが、最後の決め手となった部分は
「いつどんな時も悩みます。最後の最後までゲームがどうなるかを予想したり、こんな時にはどんな使い方をするのかやどんな選手が欲しいかなど、様々なシミュレーションを何順も何順もぐるぐるしては、また元に戻ったり…。説明のしようがないですけど、世界に戦うことに僕が自信を持ってカードを切れたり、一緒に戦える選手を一番の基準に選んだつもりでいます」