日本サッカー協会(JFA)は7日、ポーランドで行われるU-20ワールドカップ(W杯)に臨むU-20日本代表メンバー21名を発表した。

U-20日本代表は、5月末から6月にかけてポーランドで行われるU-20W杯に出場。5月中旬に直前キャンプを行い、本大会ではエクアドル代表(23日)、メキシコ代表(26日)、イタリア代表(29日)と対戦する。決勝トーナメントは来月2日から行われる。

メンバー発表会見には、U-20日本代表を率いる影山雅永監督、JFAの関塚隆技術委員長が登壇した。メンバー発表後、影山監督はメディア陣からの質疑に応対し、世界の逸材たちがひしめくU-20W杯を経験する意味や意義などについて語った。

──この世代でU-20W杯を経験する意味と、日本サッカーがU-20W杯を経験する意義は
「W杯というのは、フル代表のW杯も含めて3つあります。例えばですけど、南米の国々、ヨーロッパの国々、そして我々アジアの中の日本というふうな観点で見ると、それぞれU-20W杯における重要性は違うのかもしれません。我々は、極東に位置する島国として、ヨーロッパのように1時間、車で走れば隣の代表と戦ったり、クラブチームと戦ったりする日常がないです」

「そういうことを考えた場合、このU-20、その準備も含めた遠征やアジアを勝ち抜き世界に出ていくという機会というのはかなり貴重なものです。我々にとって不可欠なものではないかなと思っています。ですので、我々がU-20W杯に出ること、そして、出た先にはできるだけ多くの試合をして、世界のトップ・オブ・トップに出てくるであろう若者たちと伍して戦えるのか、その先に行けるのか、そんなギリギリのところで、我々の持っている全てを出して戦える機会というのは、我々日本にとっては他の国よりも重要なものだと位置付けする必要があるのではないかなと思っています」

──今回の対戦国を見ると、エクアドル、メキシコ、イタリアという、前回大会で準々決勝にいったチーム、3位に入ったチーム、それから南米チャンピオンという本当に厳しい相手ばかり。死の組になるのかは日本次第だが、そういった相手と戦うシミュレーションが今、どれほどイメージができているか
「何を持って死の組かというのは、我々次第だと思ってます。私もドローの場には行きまして、元ブラジル代表のベベット、元ポルトガル代表のフェルナンド・コウトが引いていく中で、グループAに入るのかなと思っていました。ポーランド、セネガル、コロンビア、最後日本がきたらと、ロシアW杯と一緒になるのではないかと会場がすごく盛り上がっていました」

「でも我々のグループも厳しいことは間違いないですね。ただ、この年代で死のグループだろうが、なんだろうが。エクアドルは南米チャンピオンですし、メキシコにはフル代表でも活躍している選手もいますし、イタリアもユベントスでチャンピオンズリーグにも出場しているケアンがいたり…。彼らが出てくるのかは分からないですよ。でもそのような国とこの年代で戦えるチャンスが我々にもあるということはとてもポジティブなことだと思います」

「シミュレーションについては、まだメンバーが決まったばかりですので(笑) いろいろなことを考えてメンバーは決めましたけど、じっくりこれから、といってもあまり時間はないですけど、いろいろな情報も深く入ってきますので、そういうものも含めての準備の戦いになるかなと思っています」

──今回、選んだ選手たちにどのような経験をさせてあげたいか、何を掴んでポーランドから日本に帰ってきたいか
「メンバーが決まり、このメンバーとスタッフで世界と戦うんだと。一番最初に申し上げましたけど、彼らの持っているものを思い切って出させられるような準備をしたいなと思っています。いろいろな流れがあると思います。苦しい試合、その逆になるかは分かりませんが、自分たちが持っているものを思い切って出してあげられるようにしたいですし、出せるような選手たちを選んだつもりです」

「僕はずっとチームの立ち上げの時から『上手い日本代表なんて言われたくないんだと、この年代の日本代表は戦うやつらだし、戦うチームだよ、見ていて誇らしいよね』そんなふうに言われるようなW杯での戦いというものをできるように準備したいなと思います」

──今回、10番を背負うのがMF齊藤未月(湘南ベルマーレ)になりましたが、キャプテンも彼に任せるのか
「本人の合意があればと思っています(笑) 一次予選、最終予選で彼を中心にまとまって戦ってきていますので、本大会も彼にキャプテンを任せようかなと思っています。ただ、本人に打診をする前にここで皆さんに話をするのもなんなので…まだ書かないでおいてください。10番はキャプテンですからね(笑) はい、いいんじゃないですかね(笑)」