ラツィオのクルヴァ・ノルド(ウルトラス)が、今シーズン限りでローマを退団する元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシに向けて別れのメッセージを送った。イタリア『スカイ・スポルト』が伝えた。

共に永遠の都ローマに本拠地を置くローマとラツィオのライバル関係はイタリアでも屈指のものだ。その中でローマ生え抜きのデ・ロッシは、過去の“デルビー・デッラ・カピターレ”で幾度となく退場沙汰を起こすなど、ラツィオにとって宿敵とも言えるプレーヤーの筆頭だ。

ラツィオのクルヴァ・ノルドに陣取る熱狂的なサポーターは、人種差別や地域差別、男女差別など、多くの問題を抱えている一方、ローマっ子ならではの粋を大事にすることでも知られる。

ちょうど、2年前に宿敵のFWフランチェスコ・トッティに引退報道が出た際には「生涯の敵、フランチェスコ・トッティに敬意を表する」と、長年戦ってきたジャロロッシのカピターノに粋なメッセージを送っていた。

そして、20日に行われたセリエA第37節、ボローニャ戦ではローマと共同で使用するスタディオ・オリンピコでのホーム最終戦ということもあり、前述のトッティに倣うかのようにデ・ロッシに向けた以下のようなメッセージを掲げた。

「ノルドはデ・ロッシに敬意を表する。お前は誇り高く、常にピッチ上では簡単に屈しない敵だった。(Curva Nord 12)」

デ・ロッシは先日の退団発表会見で、「デルビーやナポリ、ベルガモ、レッジオ・カラブリアでの激しい戦いは僕に生きている実感を与えてくれた。フットボールはライバル意識、サポート、それに対する誠実さを表すものなんだ。スポーツを通じた友人、ライバルを持つことができたことは本当に嬉しいことだし、自分が相手にとってそう認識されたなら嬉しいよ」と、ライバルたちとの関係に関して言及。

また、直近のデルビーでの敗戦時には「相手の方が優れていた」と素直に認めたコメントが、多くのラツィアーレに好意的に受け止められていた。