31日、明治安田生命J1リーグ第14節の湘南ベルマーレvs横浜F・マリノスがShonan BMW スタジアム平塚で行われる。

◆対照的な“神奈川ダービー”
ホームの湘南は5勝2分け6敗の勝ち点17で10位、対するアウェイの横浜FMは7勝3分け3敗の勝ち点24で5位。順位でも勝ち点でも離れた両者が、金曜夜に激突する。

過去の対戦成績は湘南の9勝、横浜FMの21勝、引き分けが3と横浜FMが圧倒的優位に立っている。

昨シーズンは日産スタジアムでは4-4の打ち合い、Shonan BMW スタジアム平塚では0-1と横浜FMが勝利。果たして今回の対戦は…?
◆満身創痍、スクランブル体制で勝利を〜湘南ベルマーレ〜
世間の注目を一気に浴びた前々節の浦和レッズ戦の劇的勝利から一転、前節のヴィッセル神戸戦は今季最多の4失点で敗戦。今季は2連勝が1回と波に乗り切れない展開が続いている。

そんな不安定な状態にさらに追い討ちをかける出来事が。U-20日本代表として、齊藤未月と鈴木冬一がU-20ワールドカップに参加しておりチームを離れている。さらに、山﨑凌吾、山根視来が警告の累積により出場停止となっており、追い討ちをかけている状況だ。

その他にも、浦和戦では岡本拓也が試合前に負傷、大野和成は前半で交代と負傷者もいる。多くの選手がいない中で、曺貴裁監督がどんな準備を進めるのか。言い訳をしない指揮官の手腕に注目が集まる。

◆準備万端、誰を起用するのか〜横浜F・マリノス〜
前節のジュビロ磐田戦は4-0で快勝。前々節のヴィッセル神戸戦も4-1で快勝し、チームは復活したと言いっていいだろう。

前節はエジガル・ジュニオがケガから復帰後初ゴールを含む2得点の活躍。チーム得点王のマルコス・ジュニオール、そして仲川輝人と前線の3人が揃い踏みとなり、“フュージョン”のパフォーマンスも披露された。

システムを変更してから攻撃陣が好調を維持しており、それまでチームの攻撃を牽引してきた天野純、三好康児がベンチに。層の厚さを見せており、誰が先発しても高いクオリティを出せる状況となれば、調子で起用を考える可能性が高い。

この先は清水エスパルス、松本山雅FCと中位以下のチームとの対戦が続き、その先には現在首位のFC東京戦を控える横浜FM。インターナショナルウィーク前のラストゲームで3連勝といきたいところだ。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆湘南ベルマーレ[4-2-3-1]
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GK:秋元陽太
DF:古林将太、フレイレ、坂圭祐、杉岡大暉
MF:松田天馬、秋野央樹
MF:菊地俊介、武富孝介、中川寛斗
FW:指宿洋史
監督:曺貴裁
出場停止:山根視来、山﨑凌吾
U-20代表:齊藤未月、鈴木冬一
主力が様々な理由で出場できない中、システム変更を含めて横浜FM戦に臨むと予想。それでも、試合経験を積んでいる選手、ベテランを起用し、苦境を乗り越えるだろう。1トップの予想がされる指宿洋史は前節の神戸戦で今季リーグ戦初ゴールを記録。高さを生かして横浜FMゴールをこじ開けられるか。

◆横浜F・マリノス[4-3-3]
©️CWS Brains, LTD.
GK:朴一圭
DF:和田拓也、チアゴ・マルチンス、畠中槙之輔、ティーラトン
MF:喜田拓也、マルコス・ジュニオール、扇原貴宏
FW:仲川輝人、エジガル・ジュニオ、遠藤渓太
監督:アンジェ・ポステコグルー
U-20代表:山田康太
上位争いでリードしたい横浜FMは前節と同じ11名をピッチに送り出すと予想。試合中のバランス感覚、連携と状態の良い子の状況を崩したくはないだろう。トップ下に入るマルコス・ジュニオールが生き生きとしており、攻撃陣を牽引していけるかがポイントだ。
【注目選手】
◆DF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
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湘南の注目選手は、日本代表に初招集された杉岡大暉だ。前節から4バックを採用するチームにおいて、左サイドバックを務める杉岡。横浜FMのストロングポイントであるサイドからの攻撃にいかに対応するかが、試合のポイントとなるだろう。対峙する仲川輝人、そしてオーバーラップしてくる和田拓也と難敵を迎えるが、しっかりと守り、攻撃へと繋げることができるかに注目だ。

◆FWマルコス・ジュニオール(横浜F・マリノス)
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横浜FMの注目選手はFWマルコス・ジュニオールだ。開幕当初はウイングを、エジガル・ジュニオが離脱してからはトップを任されていたマルコス・ジュニオールだが、選手が揃ってからは本職のトップ下で躍動している。湘南のハードプレスに晒される可能性は高く、しっかりと攻守のつなぎ役として機能するかが勝敗を分けるだろう。新たなパフォーマンスにも注目だ。

◆中盤の攻防が左右する
この試合のポイントは、中盤の攻防だ。湘南のプレスが勝るか、横浜FMのプレス回避が勝るかが試合の勝敗を分けることとなる。

湘南は走力を生かしたハイプレスが特徴となっているが、今季はハマらない試合が増えている。さらに、ボール奪取能力に長けている齊藤未月が不在。ボールの奪いどころを間違えれば、一気に畳み掛けられてしまうリスクがある。

一方で、横浜FMはボランチに入る喜田拓也と扇原貴宏のプレス強度は高くないものの、攻撃へと転じるポイントとしては湘南の狙い所でもある。攻撃を操るマルコス・ジュニオールが良い形でボールを持てなければ、強力な攻撃陣も力は半減。また、マルコス・ジュニオールにボールが入った後の対応も重要となる。

湘南としてはボールの奪いどころをどこに設定するのか、横浜FMとしては湘南のプレスをどう掻い潜るか。フライデーナイトJリーグの一戦は、19時にキックオフを迎える。