19日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019のラウンド16・第1戦が開催。浦和レッズはホームの埼玉スタジアム2002に蔚山現代(韓国)を迎える。

◆苦しみ抜いたグループステージ

グループGに入った浦和は全北現代モータース(韓国)、北京国安(中国)、ブリーラム・ユナイテッド(タイ)と同居。各国の強豪クラブと同居したこともあり、苦戦続きとなった。

初戦はホームでブリーラムに3-0と快勝するも、アウェイでの北京国安戦は苦しみながらのゴールレスドロー。悪くないスタートを切ったものの、最大のライバルと目されていた全北現代にはホーム、アウェイ共に1点差で敗れ連敗。一気に雲行きが怪しくなった。

それでもアウェイでの厳しい環境の中で、ブリーラムに競り勝つと、グループステージ突破をかけた最終戦では北京国安を相手にホームで3-0と快勝。グループ2位通過を決めた。

特に、リーグ戦、ACLと力を発揮していたDF橋岡大樹が負傷離脱。その他にも、ケガ人が相次ぐ事態となり、チームとして戦力が整わない試合が多かった。それでも、総力戦で戦い抜いたACLだったが、このノックアウトステージからは大きな変更点がある。それは指揮官が代わっていることだ。

大槻毅監督は、ACLでの指揮経験はなく、コーチとしての経験しかない。それでも、ベンチから何度もチームが戦う姿を目にしており、息を吹き返しつつあるチームを再び頂点へ導く準備はしているだろう。

ホームでの第1戦となるだけに、なんとしても白星をあげたいところ。大槻レッズが、ホーム埼スタを熱くする。

◆王者川崎Fに屈しなかった蔚山
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対する蔚山現代は、グループHを戦った。Jリーグを連覇している川崎フロンターレ、中国スーパーリーグで初優勝を成し遂げていた上海上港、そしてシドニーFC(オーストラリア)と同居したが、川崎F相手に1勝1分け、上海上港に1勝1敗と結果を残し、グループを首位で通過した。

ACLの6試合の戦いを見ても、手堅い試合が多く、最終戦で上海上港に5-0で大敗した以外はロースコアのゲームが多かった。

直近のリーグ戦では、浦項スティーラーズに1-0で勝利。済州ユナイテッド(○1-3)、大邱FC(△0-0)、城南FC(○1-4)とリーグ戦では4戦無敗と好調を維持し、Kリーグ1では現在2位につけている。

チームの中心はブラジル人FWのジュニオール・ネグラン。ACLでは5試合で2ゴールだが、リーグ戦では15試合で6ゴールを記録している。浦和としてはしっかりと抑えていきたいところだ。

また、ガンバ大阪やジュビロ磐田でプレーしたFWイ・グノや柏レイソルやセレッソ大阪でプレーしたMFキム・ボギョン、横浜F・マリノスでプレー経験があるDFジョン・ドンホらJリーグ経験者も在籍。浦和とのプレー経験もあるため、警戒する必要があるだろう。

◆浦和レッズ予想スタメン[3-4-2-1]

GK:西川周作
DF:鈴木大輔、マウリシオ、槙野智章
MF:岩武克弥、青木拓矢、柴戸海、宇賀神友弥
MF:長澤和輝、武藤雄樹
FW:興梠慎三
監督:大槻毅

ホームで迎える第1戦、リーグ戦のサガン鳥栖戦で起用したメンバーが中心になると予想する。大槻監督になり、[3-4-2-1]のシステムに戻したため、前線へ押し込むことがポイントとなる。岩武克弥、柴戸海と経験の少ない選手も起用される見込みだが、しっかりと周りがサポートし、埼スタに集まる多くのサポーターの声援を受けて勝利を掴みたい。

◆注目選手
FW興梠慎三(32)
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浦和の注目選手は、FW興梠慎三だ。前節の鳥栖戦では、浦和でのJ1通算91ゴール目を記録し、チームを勝利へと導いた。このゴールでホームの連敗をストップしただけでなく、“ミスターレッズ”と呼ばれる福田正博氏のゴール記録に並んでいる。

ACLとは関係ないものの、浦和で積み上げてきたがゴールの数はエースである証。これまで何度となくチームを救ってきた興梠が、3度目のアジア制覇に向けた一歩を踏み出す力になるだろう。