18日、明治安田生命J1リーグ第29節の北海道コンサドーレ札幌vsセレッソ大阪が札幌ドームで行われる。

現在勝ち点40で7位につける札幌と、勝ち点46で6位につけるC大阪の対戦。両チームにとって、残り試合の目標に影響を与える一戦となるだろう。

◆ルヴァン杯決勝への勢いを〜北海道コンサドーレ札幌〜
クラブ史上初となるリーグカップ決勝へ駒を進めた札幌。カップ戦とリーグ戦と、戦い方は異なるが、どちらも一戦必勝であることには変わりはない。

昨シーズンは目前でAFCチャンピオンズリーグ出場を逃した札幌にとっては、ここでの戦いが大きく影響を与える。3位の横浜F・マリノスとの勝ち点差は「12」。逆転に向けては現実的な数字ではないが、鹿島が天皇杯を優勝した場合は4位での出場が可能となるため、4位になりたいところだ。

現在4位の川崎フロンターレとは勝ち点差「7」。この数字は不可能ではないだけに、C大阪戦ではしっかりと勝利を収めたいところだ。

直近のリーグ戦3試合は1分け2敗。さらに、前節はガンバ大阪に0-5と大敗を喫してしまった。しかし、ルヴァンカップ準決勝ではそのG大阪に2戦合計2-2とし、アウェイゴール差で勝利を収め、大敗を払拭している。

札幌にとっての正念場。C大阪、横浜FM、川崎Fと上位との対決が3試合あることを考えれば、この戦いに勝つ事で上位進出への光が見えるだろう。

◆ACLか中位か〜セレッソ大阪〜
対するC大阪は、札幌との勝ち点差が「6」。順位は1つしか違わないが、勝ち点差は離れていると言っていい。札幌以上に、来シーズンの戦いに大きく影響を与える一戦となるだろう。

前節は首位を目指す鹿島アントラーズと対戦し、0-1で敗戦。結果、鹿島がFC東京を逆転し首位に立った。この敗戦により、勝ち点差は「9」に広がってしまったが、諦めるにはまだ早い。

3位の横浜FMとの勝ち点差は「6」。来シーズンのACL参戦に向けてのチャンスはまだ残されている。チームの連勝は鹿島戦の敗戦により「5」でストップしてしまったが、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督が作り上げたチームの調子は落ちていない。

最も、鹿島戦もセットプレーでいきなり出鼻を挫かれ、その後は攻め切れずに0-1での敗戦となっただけに、反省すべきは早い時間の失点。特にセットプレーでの守備は焦点となるだろう。また、日程面でもルヴァンカップを戦った札幌よりは有利であり、選手たちのコンディションも問題ないはず。鹿島戦でDF丸橋祐介が負傷離脱してしまった事だけが懸念材料といえる。

何れにしても、C大阪が上位を争うに値するか、それとも中位に甘んじるかの分かれ目となる一戦。アウェイゲームで再び勝利し、残留争いを繰り広げるチームたちとの残りの対戦に向けて勢いをつけたい。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆北海道コンサドーレ札幌[3-4-2-1]
©️CWS Brains, LTD.

GK:ク・ソンユン
DF:進藤亮佑、キム・ミンテ、福森晃斗
MF:ルーカス・フェルナンデス、深井一希、宮澤裕樹、菅大輝
MF:鈴木武蔵、チャナティップ
FW:ジェイ
監督:ミハイロ・ペトロビッチ
出場停止:なし

ケガでタイ代表の活動とルヴァンカップを回避したチャナティップの起用は直前で決めることになるが、この戦いに向けて万全の準備をしていると予想。復帰が難しい場合は、白井康介が右ワイドに入り、ルーカス・フェルナンデスがシャドーに入る可能性もあるだろう。

◆セレッソ大阪[4-4-2]
©️CWS Brains, LTD.

GK:キム・ジンヒョン
DF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、木本恭生、舩木翔
MF:水沼宏太、藤田直之、ソウザ、柿谷曜一朗
FW:奥埜博亮、ブルーノ・メンデス
監督:ミゲル・アンヘル・ロティーナ
出場停止:なし

予想スタメンは前節の鹿島戦とほぼ変更なし。負傷離脱した丸橋に代わって舩木翔が左サイドバックに入ることになるだろう。好調を維持し続けてきたメンバーをそのまま起用することで、前節の敗戦を払拭し、残り試合の全勝に向けて再スタートする。

【注目選手】
◆FW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)
©︎J.LEAGUE

札幌の注目選手はFW鈴木武蔵をピックアップしたい。9月に招集されていた日本代表だったが、10月は招集外に。悔しい思いをした一方で、ルヴァンカップではチームを史上初の決勝に導くゴールを奪い新たな扉を切り開いた。カウンターの精度は抜群で、シュート技術も向上中。しっかりとチームで結果を残すことで、11月、12月の日本代表活動での復帰を目指したい。1週間後に控えるルヴァンカップ決勝に弾みをつけるためにも、ホームで連続ゴールを記録し、勝利へ導きたい。

◆FW柿谷曜一朗(セレッソ大阪)
©︎J.LEAGUE

C大阪の注目選手は、MF柿谷曜一朗を挙げる。シーズン途中は出場機会が訪れない期間もあったが、ここ4試合は連続で先発出場。左サイドに入り、攻撃の起点としての活躍が目立つ。今節からは同サイドの丸橋が不在。若手の舩木が起用されることが予想されるが、縦の関係をしっかりと構築し、チームを攻守で機能させられるかは柿谷の出来にもかかっているだろう。今季はリーグ戦でわずかに1ゴール。チャンスメイクだけでなく、ゴールでもチームに貢献できるか。

◆ACLを目指して先手を奪うのは
この試合、カギを握るのは先制点の行方だろう。

アウェイゲームに臨むC大阪だが、ここまでの失点は「22」。J1で最少の数字となっている。堅い守備を誇る一方で、得点は「32」とリーグ下から6番目。前節の鹿島戦のような展開も想定できるだけに、先制点を奪いたいところだ。

対するホームの札幌は得失点差が「+5」。得点「45」、失点「40」だが、前節のように0-5で大敗することもあれば、第23節の清水エスパルス戦のように8-0で大勝することもあるなど、出入りの激しい試合もある。

前節も前半はゴールレスで終えたものの、後半に5失点。1つ綻びが出ると、連続して失点する可能性もはらんでおり、こちらも先手を奪って試合を優位に進めたいところだ。

何れにしても、上位争いに残るためには勝たなければいけない両チームの対戦。札幌にとって初のフライデーナイトJリーグとなる、札幌vsC大阪は18日の19時00分にキックオフを迎える。