ラ・リーガ第19節、エスパニョールとバルセロナによるバルセロナ・ダービーが4日にコルネジャ・エル・プラットで行われ、2-2のドローに終わった。

2020年初戦にして前半戦最終戦となる今節。年内最終戦となったアラベス戦を“MSG”揃い踏みの活躍で大勝した首位のバルセロナは、アベラルド新監督を招へいした最下位のエスパニョールを相手に新年白星スタートを狙う。

今季最初のダービーに向けてはヒザにケガを抱える守護神テア・シュテーゲンに代わってGKネトがリーグ初先発を飾った以外、現状のベストメンバーが起用された。

立ち上がりからダービーらしい拮抗した試合展開が続く。アウェイのバルセロナは開始直後にボックス内でラキティッチにシュートチャンスが訪れたものの、以降は[4-4-2]のコンパクトな守備ブロックを敷くホームチームの堅守に手を焼く。

すると、守備からリズムを作り出したエスパニョールがセットプレーでいきなりゴールをこじ開ける。23分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でキッカーのロカが左足でゴール方向に向かうボールを入れると、ボックス内で競り勝ったダビド・ロペスのヘディングシュートがゴール左隅に決まった。

首位チーム相手の望外の先制点に沸くペリコの後押しを受けて、以降も相手を上回る運動量と球際の気迫で流れを渡さないエスパニョール。対するバルセロナはメッシの個人技以外に攻め手を見出すことができない。

それでも、前半終盤にかけてようやくペースを掴み始めると、41分には右サイドを攻め上がったセルジ・ロベルトからのクロスをファーに飛び込んだメッシが頭で合わすが、これは惜しくもGK正面。直後の42分にはボックス内で仕掛けたスアレスが右足アウトサイドを使ったシュートをゴール右隅に飛ばすが、今度はポストに阻まれた。

徐々にゴールを予感させる仕掛けを見せるも1点ビハインドで試合を折り返すことになったバルセロナはラキティッチに代えてビダルをハーフタイム明けに投入した。

すると、立ち上がりから攻勢に転じたバルセロナは50分、左サイドで高い位置を取ったジョルディ・アルバからの絶妙なアーリークロスに反応したスアレスがボックス左から絶妙なワンタッチシュートをニアに流し込み、早々に試合を振り出しに戻した。

さらに勢いづくアウェイチームは59分、ボックス左でルーズボールを収めたスアレスが右足アウトサイドを使った絶妙なクロスを入れると、ファーサイドに飛び込んだビダルがGKの手を弾く強烈なヘディングシュートでゴールをこじ開け、瞬く間に逆転に成功した。

この鮮やか逆転劇で一気にバルセロナの大勝ムードかに思われたが、66分と75分にフレンキー・デ・ヨングが続けてカードをもらってしまい、退場となるアクシデントが発生。これが試合の流れを大きく変えることに。

バルガスとウー・レイと攻撃的なカードを切ったエスパニョールに対して、数的不利のバルセロナはグリーズマンを下げてネウソン・セメドを投入。セルジ・ロベルトを中盤に上げてここから逃げ切りを意識したゲームプランに移行した。

すると、数的優位を手にしたエスパニョールがここから一気にギアを上げてアウェイチームに襲いかかる。77分には投入直後のウー・レイがゴール前に抜け出してシュートを放つ決定機を作るが、ここはGKネトの好守に遭う。

それでも、勝ち点1奪取に向けて勢いを見せるエスパニョールは88分、バルガスのスルーパスに抜け出したウー・レイがボックス右からファーポストに流し込む見事なグラウンダーのシュートを決めて土壇場で同点に追いつく。

その後は熱狂のコルネジャで躍動したホームチームが逆転ゴールに迫ったものの、10人のバルセロナも粘りの守備で3点目は許さず。白熱のバルセロナ・ダービーは2-2のドローに終わった。

この結果、新年初戦で勝ち切れなかったバルセロナは、今節勝利した2位のレアル・マドリーに勝ち点で並ばれるも前半戦首位ターンを決めた。