帝京長岡高校の主将MF谷内田哲平(14/3年)には、全国制覇しか見えていないようだ。

5日に行われた第98回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝で仙台育英学園高校(宮城県代表)に1-0で勝利した帝京長岡(新潟県代表)。試合は開始早々1分、左サイドのスローインをニアサイドで受けたFW晴山岬(10/3年)がグラウンダーのクロスを入れると、これに走り込んだMF谷内田哲平(14/3年)がネットを揺らし帝京長岡が先制。結局、このゴールが決勝点となり仙台育英を下しベスト4へ駒を進めた。

得点した谷内田は、「(晴山)岬があそこに上げてくるのは感覚的にわかっていたので、自分が入って行くだけでした」と、これまで培ってきた信頼関係を覗かせた。また、試合開始直後の得点には「びっくりしました。どのような試合展開になるのかわからなかったけど、自分のゴールが決勝点になったことは嬉しく思います」と驚きを露わにしている。

しかし、「個人としてもチームとしても試合内容的にはあまり良くなかったです」と内容にはあまり満足していない様子。また、新潟県勢初の4強入りを果たしたことについては「帝京長岡の歴史を変えられたことが一番嬉しかったです」と話すも、「目標は日本一なので、ここは通過点」と眼差しは優勝へ向けていた。

準決勝では青森山田高校(青森県代表)と対戦する帝京長岡。谷内田は「もちろん、チームとしても個としても力があります。難しい試合になると思いますが、自分たちのスタイルを貫いて勝てればいいかなと思います」と語り、どんな相手にもサッカーを変えない強い信念を窺わせた。

さらに、「(青森)山田を倒して日本一にならないとあまり意味がない日本一だと思います。相手は強いですけどしっかり準備してやりたいと思います」と前回王者に最大の敬意を払いつつチャレンジャー精神で挑むことを強調。青森山田の連覇ストップへ奮起する谷内田の活躍に期待が集まる。