2019-20シーズンのプレミアリーグは第19節を消化しました。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。

◆前半戦ベストイレブン
GK:シュマイケル
DF:アレクサンダー=アーノルド、ファン・ダイク、ソユンク、ロバートソン
MF:ロドリ、デ・ブライネ、マディソン
FW:マネ、ヴァーディ、スターリング

GKカスパー・シュマイケル(33歳/レスター・シティ)
出場数:19(先発回数:19)/失点数:18
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衰えを知らない33歳が前半戦のベストGKだ。若く有能なGKが集まるプレミアリーグにおいて、出場200試合に達しようかというベテランは、今季はモーガンに代わってキャプテンを務め、見事なショットストップとビルドアップ能力で後方からチームをサポート。最少失点のリバプールのアリソンは序盤の負傷離脱が響き、今回はシュマイケルに軍配が上がった。

DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(21歳/リバプール)
出場数:19(先発回数:19)/得点数:2
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昨季ブレイクを果たした若武者の成長が著しい。21歳ながら既に世界一の右サイドバックの呼び声が高いアーノルドは、前半戦だけで2ゴール8アシストの成績を残した。昨季の1ゴール12アシストと比べてもそれを上回るペースでゴールを生み出し、キック精度がさらに向上したことで得点力もアップ。チェルシー戦のセットプレーからの一撃は見事だった。

DFヴィルヒル・ファン・ダイク(28歳/リバプール)
出場数:19(先発回数:19)/得点数:3
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もはや説明不要の世界最高のセンターバック。今季も圧倒的な守備力でリーグ最少失点の壁を築く。片方のセンターバックがケガなどで定まらない中で安定してハイパフォーマンスを披露したファン・ダイクは、前半戦は7度のクリーンシートに貢献。また、今季はすでに3得点をマークし、昨季の4ゴールに迫っている。

DFチャグラル・ソユンク(23歳/レスター・シティ)
出場数:19(先発回数:19)/得点数:1
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加入1年目は芽が出なかったが、今季はここまでフル出場でマグワイアの抜けた穴を完全にカバーしている。特筆すべきはフィジカルと冷静さ。187㎝の身長に肩幅の広いガッツリした体格と、足元の確かな技術で自陣の深い位置でも冷静にボールを処理する能力を持つ。さらに、第11節のクリスタル・パレス戦では嬉しいプレミア初ゴールをマークするなど、23歳への期待は高まるばかりだ。

DFアンドリュー・ロバートソン(25歳/リバプール)
出場数:19(先発回数:18)/得点数:1
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プレミアリーグにおいてアーノルドとロバートソンを超えるサイドバックは今のところ見当たらない。今季はレスターのチルウェルも見事なプレーを披露しているが、ロバートソンは抜きん出た存在だ。今季もすでに6つのアシストを供給し、リーグ戦では2シーズンぶりのゴールも記録。しばらくはレッズの両サイドバックが覇権を握りそうだ。

MFロドリ(23歳/マンチェスター・シティ)
出場数:19(先発回数:16)/得点数:2
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アンカーの位置ではリバプールのファビーニョと迷ったが、プレミア初挑戦にして見事に順応したロドリを選んだ。指揮官が獲得を熱望したと言われるスペイン代表MFは、難しいポジショニングやパスの受け渡しを完璧にこなし、瞬く間にシティのフットボールにフィット。年齢が懸念されていたフェルナンジーニョの後釜として完全な役割を果たしている。また、サッカーIQが高く、相次ぐ負傷に見舞われたセンターバックを補完する器用さも見せた。

MFケビン・デ・ブライネ(28歳/マンチェスター・シティ)
出場数:18(先発回数:17)/得点数:7
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攻撃的MFでデ・ブライネの右に出るものはいないだろう。昨季は度重なるケガに苦しんだが、開幕からトップギアで走り出した今季の前半戦は6ゴール12アシストという驚愕のパフォーマンスを披露。その中で、前半だけで2ゴール1アシストを記録した第17節のアーセナル戦は圧巻の一言だった。16-17シーズンに記録したシティでの最多19アシストを凌ぐ勢いだ。

MFジェームズ・マディソン(23歳/レスター・シティ)
出場数:18(先発回数:18)/得点数:1
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躍進を続けるレスターの心臓。加入1年目から7ゴール7アシストで一躍世界に名を轟かせた昨シーズンに引き続き、今シーズンもポリバレントにフォクシーズの攻撃を牽引する。ドリブル、パス、シュートの三拍子が揃ったマディソンは、遅攻でも速攻でも力を発揮。確実にボールを前に運べる強みが、今季のレスターを支えている。

FWサディオ・マネ(27歳/リバプール)
出場数:18(先発回数:17)/得点数:11
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今季のマネは得点力もさることながら、注目はアシスト数。すでに8アシストを記録し、リバプール加入以降では最多を誇る。カウンターからアシストする機会が多く、フィニッシャーとしての才能を開花させた昨シーズンから、今シーズンはプレーメイカーとしての道も拓きつつある。

FWジェイミー・ヴァーディ(32歳/レスター・シティ)
出場数:19(先発回数:19)/得点数:17
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ワントップはこの男で文句ないだろう。目を見張る勢いでゴールを重ねるヴァーディは、現在17得点で得点ランキングで断然トップ。第9節からはハットトリックを含む8試合連続ゴールを記録し、チームも8連勝を収めた。このままいけば、17-18シーズンにリバプールのサラーが記録したプレミア最多の32ゴールを超えられるかもしれない。

FWラヒーム・スターリング(25歳/マンチェスター・シティ)
出場数:18(先発回数:18)/得点数:11
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今季はいきなり開幕ハットトリックというド派手なスタートを切ったスターリング。複数のポジションをこなした昨季と異なり、今季は左ウイング一本に絞りゴールを量産中だ。人種差別に関するコメントや代表のチームメイトとの衝突など、ピッチ外で話題に上ることもあったが、芝生の上では相変わらず頼れるチャンスメイカーとして存在感を放っていた。