2019-20シーズンのラ・リーガは第19節を消化しました。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。

◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン
GK:ウナイ・シモン
DF:カルバハル、ジェライ・アルバレス、ジエゴ・カルロス
MF:デ・ヨング、カゼミロ、ウーデゴール、パレホ
FW:メッシ、ベンゼマ、オヤルサバル

GK ウナイ・シモン(22歳/アスレティック・ビルバオ)
出場試合数:18(先発:18)/失点数:12
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クルトワ、オブラクとサモラ賞を争うバスク産の俊英。これまで多くの名GKを輩出してきたバスクの地において、現在最も将来を嘱望されている22歳は、U-21欧州選手権の優勝をキッカケに大きな自信を掴むと、トップデビュー2年目となった今季に正守護神として完全覚醒。最大の持ち味である驚異的なシュートストップに加え、判断力やコーチングでも著しい成長を見せている。

DF ダニエル・カルバハル(27歳/レアル・マドリー)
出場試合数:16(先発:16)/得点数:1
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前半戦のラ・リーガ最高のサイドバック。今回のベストイレブンでは人選の都合上3バックの右に配置したが、マドリーの右サイドバックとして攻守両面でハイパフォーマンスを披露。1ゴール4アシストのスタッツに加え、守備では抜群の対人能力とカバーリングセンスでリーグ最少失点に大きく貢献した。

DF ジェライ・アルバレス(24歳/アスレティック・ビルバオ)
出場試合数:17(先発:17)/得点数:0
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2度の精巣ガンを乗り越えた不屈の男。今シーズン、12失点のマドリード2強に次ぐリーグ3位の13失点と堅守が光るアスレティックでは若き守護神ウナイ・シモンと共にジェライの存在感が光る。高い身体能力と守備センスを武器に、相手のエースストライカーを封じ切るソリッドな守備で高い評価を集めた。

DF ジエゴ・カルロス(26歳/セビージャ)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:2
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初挑戦のラ・リーガで躍動中。移籍市場の錬金術師モンチ氏の慧眼によって今季ナントから加入したブラジル人DFは同じくボルドーから新加入のクンデと共に、ロペテギ新監督率いる最終ラインの主力に定着。高い身体能力と闘争心を武器とする屈強な守備者としてセビージャの堅守を支える。

MF ダニエル・パレホ(30歳/バレンシア)
出場試合数:18(先発:18)/得点数:6
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バレンシアの頼れる司令塔。今季序盤、ピッチ外の問題でマルセリーノからセラーデスに監督交代が行われたバレンシアだったが、ピッチ内でチームを掌握する司令塔の存在によってその屋台骨は揺るがず。昨季に続き高い戦術眼と技術を武器に、どんな相手にも中盤の勝負で互角以上に渡り合い、アトレティコ戦ではチームを敗戦から救う圧巻の直接FKも決めた。

MF カゼミロ(27歳/レアル・マドリー)
出場試合数:17(先発:17)/得点数:1
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メッシに比肩する存在感を発揮。開幕から多くの負傷者に悩まされたチームがここまで大崩れせずに上位に踏みとどまれた最大の要因は、得点を量産したベンゼマと中盤で抜群の存在感を放ったブラジル代表MFの存在。豊富な運動量、ポジショニングセンス、球際の強さを武器に中盤の争いで常に優位性をもたらすとともに、攻撃面でも随所にチャンスに絡んだ。そして、前半戦のハイライトはエル・クラシコでの圧巻パフォーマンス。

MF マルティン・ウーデゴール(21歳/レアル・ソシエダ)
出場試合数:17(先発:17)/得点数:4
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ラ・リーガ本格デビューで神童の真価を発揮。15歳での衝撃的なプロデビューから紆余曲折の5年を経た神童は、マドリーからのレンタルで今季ソシエダに加入。すると、オランダでの武者修行を経て大きくスケールアップした逸材レフティーは、その類比な攻撃センスとテクニックを武器に前半戦のラ・リーガを席巻。4ゴール5アシストと数字上のインパクトは今一つも、トップ下を主戦場に大躍進の“ラ・レアル”の攻撃を牽引し続けている。

MF フレンキー・デ・ヨング(22歳/バルセロナ)
出場試合数:19(先発:17)/得点数:1
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瞬く間に世界屈指の名門の主力に定着。昨季、大躍進を遂げたアヤックスの主軸を担った若き万能型MFは7500万ユーロの高額移籍金でバルセロナにステップアップ。クライフ門下のアヤックス出身といえども適応に時間を要するかに思われたが、インテリオール、ピボーテのマルチタスクを担い、前半戦全試合に出場と、早くも絶対的な主力に君臨。戦術眼、技術に加えアスリート能力が傑出しており、パスにドリブル、対人守備のいずれでもハイパフォーマンスを披露している。

FW リオネル・メッシ(32歳/バルセロナ)
出場試合数:14(先発:13)/得点数:13
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前半戦MVP。開幕前に負ったケガによって5試合を欠場したものの、セルタ戦、マジョルカ戦でハットトリックを達成するなどリーグ最多の13ゴールを記録。ボールを持てば、32歳という年齢を感じさせない鋭い仕掛けをみせ、多くの対戦相手の守備陣を苦しめた。

FW カリム・ベンゼマ(32歳/レアル・マドリー)
出場試合数:18(先発:18)/得点数:12
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エル・ブランコの主砲としてリーグ2位の得点数。3年ぶりにリーグ戦20ゴールの大台に乗せた昨季に続き今季も好調を維持する32歳は、直近の3試合で無得点も、それ以外に2戦連続無得点は一度もなくコンスタントにゴールを重ねる抜群の安定感を誇る。また、決勝点や同点ゴールなどチームに勝ち点をもたらす勝負強さが光っており、その確度の高いポストワークと共に素晴らしい前半戦を過ごした。

FW ミケル・オヤルサバル(22歳/レアル・ソシエダ)
出場試合数:19(先発:19)/得点数:7
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“ラ・レアル”のエースとして躍動。シャビ・プリエトの背番号10を引き継いだ昨シーズン、キャリアハイの15ゴール7アシストの数字を残した若きスペイン代表は今シーズンに入って更なる飛躍を見せた。順足の左ウイングを主戦場に、最大の持ち味である卓越した左足の技術とアジリティを武器に突破口を開けば、オフ・ザ・ボール、戦術眼の向上によって最後の局面での精度の高い仕事が際立っている。