静岡学園は13日、第98回高校サッカー選手権決勝で前回王者の青森山田と激突。前半35分までに2点を失う苦しい展開となったが、DF中谷颯辰(3年)が2ゴールを挙げる活躍で見事な逆転勝利を収めた。

「前半は固かった部分はあるんですけど、後半は自分たちのリズムを取り戻せました。観客の人も沸いてくれて、評価される部分は多いと思います。負けたら意味は無いですけど、勝ち切れた事はよかったです」と背番号「5」は試合を振り返る。

反撃の狼煙を上げた場面について問われると、「チームのなかで、山田相手に2-0で折り返すのは厳しいと思っていました。1点差だと逆転できるんじゃないかというのは試合前から話していましたし、ここで取り切ろうというのはみんなが思っていたなかで、みんなの勢いがたまたま自分のところにこぼれてきて、自分が決めただけです」とチームで奪ったゴールであることを強調した。

さらに試合終了間際にはMF井堀二昭(3年)のクロスをドンピシャのヘディングシュートで逆転ゴールを記録。「基本的に自分たちは誰に合わせるとかはなくて、セットプレーの練習もそんなにしているわけではありません。感覚で動いたら結構良いボールがきた感じですね」と自身の決勝点を振り返っている。

また、中谷は試合後、喜びに浸るのではなくチームメイトに整列を促した。「とても良い相手で、自分たちも良いサッカーができたので、相手に敬意を示さないといけないです。もし自分たちが負けて、相手がとても喜んでいたら嫌な気分になるので、相手のことを考えて後で喜ぼうと思いました」と、その行動について言及している。