移籍金を発生させずに選手を獲得できるフリートランスファーでの移籍。一方で、少しでも所属クラブ側が移籍金を得ようと、冬の移籍市場において駆け込みで選手の移籍が成立することもある。

インテルへの移籍が決定したトッテナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(27)もその一例だろう。今夏トッテナムとの契約が切れる予定であったが、それを待たずしてインテル移籍が決まった。

エリクセン以外にも今夏に契約が切れる選手には大物選手も多い。今回はベストイレブン形式で今夏フリーになる選手を紹介したい。

GKはかつてイングランド代表で正守護神を務めたGKジョー・ハート。現在はバーンリーでセカンドGKに甘んじており、夏に放出される可能性は高いだろう。マンチェスター・シティ時代に2度のリーグ優勝やFAカップ制覇に貢献し経験値は豊富だ。

DFはパリ・サンジェルマン(PSG)のサイドバック2人を選出。DFトーマス・ムニエとDFレイヴァン・クルザワの両者に対するトーマス・トゥヘル監督を含めたクラブ首脳の評価はいまひとつだ。

一方で、DFヤン・ヴェルトンゲンについては、クラブと代表チームで相棒を務めるDFトビー・アルデルヴァイレルトが契約延長したこともあり、トッテナムと契約を延長する可能性は高そうだ。長年“ロヒ・ブランコス(アトレティコの愛称)”の守備を支えるDFステファン・サビッチについては怪我の多さだけが唯一のネックか。このまま契約切れの可能性もなきにしもあらずだ。

MFは実績あるベテランが揃う。MFルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)は2018年のバロンドール受賞者。34歳という年齢は気になるものの、実力は確かだ。MFダビド・シルバは今季限りでのマンチェスター・シティ退団をすでに明言している。Jリーグ行きも噂されるだけにその去就には注目が集まる。

MFブレーズ・マテュイディ(ユベントス)は新戦力のMFアーロン・ラムジーやMFアドリアン・ラビオが加入した今季も主力としてプレー。マウリツィオ・サッリ監督の信頼を掴んでいるため、契約延長が濃厚とみられている。

FWにはチェルシーの実力者が二人。ペドロ・ロドリゲスに関してはフランク・ランパード監督が就任した今季は出場機会が大きく減少し、移籍が噂されている。ヴィッセル神戸もオファーを掲示したと報じられており、行く末が気になるところだ。

また、ウィリアン本人は何度も残留の希望を口にしているがチェルシーが複数年契約を掲示する可能性は低く、交渉決裂の可能性も十分にあるだろう。最後にPSGのFWエディンソン・カバーニには得点力不足に苦しむアトレティコ・マドリーとの合意が報道されている。エリクセン同様に夏を待たずして移籍する可能性が高そうだ。

◆今夏にフリーになるベストイレブン
GK
ジョー・ハート(バーンリー/32歳)

DF
トーマス・ムニエ(パリ・サンジェルマン/28歳)
ステファン・サビッチ(アトレティコ・マドリー/29歳)
ヤン・ヴェルトンゲン(トッテナム/32歳)
レイヴァン・クルザワ(パリ・サンジェルマン/27歳)

MF
ブレーズ・マテュイディ(ユベントス/32歳)
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/34歳)
ダビド・シルバ(マンチェルター・シティ/33歳)

FW
ウィリアン(チェルシー/31歳)
エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン/32歳)
ペドロ・ロドリゲス(チェルシー/32歳)