女子サッカー界で新たな記録が誕生した。現地時間29日、東京オリンピックの出場権をかけた北中米カリブ海の女子予選が行われた。

カナダ女子代表は、セントクリストファー・ネイビス女子代表と対戦。11-0で圧勝した。

この試合で、カナダのFWクリスティーン・シンクレアが2ゴールを記録。この結果、代表通算ゴールを「185」に伸ばし、元アメリカ女子代表FWアビー・ワンバックが持っていた代表最多ゴール記録を更新。男女の代表選手で最も多く決めた選手となった。

3-0で迎えた23分、カナダは相手陣内でボールを奪うと、パスをつなぎボックス内でアドリアナ・レオンが受ける。レオンは中央へ折り返すと、待ち構えたシンクレアが冷静に流し込みチームの4点目。自身の185ゴール目を記録した。

シンクレアは、16歳であった2000年からカナダ女子代表でプレーしており、最も代表チームで活動した現役女子サッカー選手。また、2003年のアメリカ大会から、中国(2007)、ドイツ(2011)、カナダ(2015)、フランス(2019)と5大会に出場し、全ての大会でゴールを記録。ブラジル女子代表MFマルタに次いで、2人目の5大会連続ゴール記録者となっている。

オリンピックにも北京(2008)、ロンドン(2012)、リオ・デ・ジャネイロ(2016)と3大会連続出場中。東京オリンピックにも出場するとみられている名手だ。

現在はナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のポートランド・ソーンズでプレー。カナダだけでなく、世界のサッカー界においても、レジェンドの1人となった。

なお、自身の最多ゴール記録を更新されたワンバックは、自身のインスタグラムでシンクレアを祝福。「今夜美しい試合の遺産でもある記録を、偉大なクリスティーン・シンクレアに引き継ぎ、名誉をいさいます。歴史において、代表活動での世界記録保持者となります」とコメント。「歴史が作られている。あなたの勝利は、私たちの勝利。ともに祝いましょう」と、良きライバルであったシンクレアを祝福した。