先週末に行われた第22節では白熱のマドリード・ダービーを制したレアル・マドリーが首位キープに成功。また、その首位チームを勝ち点3差で追う2位のバルセロナもレバンテにリベンジを果たし、宿敵をピタリと追走。その他ではセビージャ、レアル・ソシエダが取りこぼすも、ヘタフェ、バレンシアと上位チームが順当に勝ち点を伸ばしている。

今節注目が集まるのはミッドウィークにコパ・デル・レイ準々決勝で対峙したレアル・マドリーとバルセロナの2強と、ソシエダとアスレティック・ビルバオのバスク勢の4チームだ。

前節、宿敵アトレティコ・マドリーとのダービーをFWベンゼマの決勝点で勝ち切った首位のレアル・マドリーだが、公式戦21試合無敗で臨んだ6日のコパ・デル・レイではホームで3-4の敗戦。自慢の堅守崩壊によって準々決勝の段階でタイトルを逃すことに。22戦ぶりの敗戦にコンディション面でも不安を残す形で難所パンプローナに乗り込むことになった。対戦相手である11位のオサスナは直近公式戦2連敗と元気がないが、先日苦戦したバジャドリー同様に本拠地エル・サダールでは粘り強さを見せる難敵だ。幾つかのポジションでメンバーをローテーションしていく中、コパ敗退からの奮起に期待したい。

一方、前節のレバンテ戦では新星アンス・ファティのドブレーテの大活躍で2-1の勝利を収め、バレンシア戦完敗のショックを振り払ったバルセロナ。だが、コパでは今季ラ・リーガ開幕戦で敗れたアスレティック相手に再び試合終了間際の失点によって完封負けを喫し、リベンジ失敗。さらに、FWスアレスに続きMFデンベレも長期離脱を強いられ、今冬に前線の補強を行わなかったうえ、FWカルレス・ペレスを放出した大きなツケを払う形に。

また、補強方針や監督人事を巡ってエースFWメッシとクラブ首脳の軋轢が表面化するなどチーム状況は決してよくない。その中で戦う今節はセティエン監督が昨季まで率いた8位のベティスと対戦。FWフェキルや古巣対戦のDFバルトラら実力者を揃え復調気配漂う難敵相手に、コパから中2日での過密日程を強いられるチームがきっちり勝ち点3を手にできるか。

また、コパで2強相手に番狂わせを起こしたバスクの2強は、いずれも意気揚々と今季2度目のバスク・ダービーに臨む。現在、順位表ではホームの8位ソシエダが上位に位置するが、勝ち点3差で9位に位置するアスレティックは前回対戦で2-0の勝利を収めており、敵地でシーズンダブルを達成できれば、順位が入れ替わる状況だ。共にコパにフルパワーを注いでおり、コンディション面には不安を抱えるが、ダービーらしい白熱の好勝負が期待できるはずだ。

第2集団では3位のヘタフェと5位のバレンシアが対峙する上位対決に注目が集まる。ホームのヘタフェが3連勝、アウェイのバレンシアが2連勝中と共に好調を維持しており、[4-4-2]の堅守速攻を突き詰める両者のスタイルが真っ向からぶつかり合う。

その2チームと異なり、上位の中でやや停滞感が漂う4位のセビージャと6位のアトレティコは、前者が19位のセルタと、後者が10位のグラナダとの対戦に。共に停滞の原因は得点力不足にあるため、下位相手に複数得点を奪い切って勝ち点3を手にしたい。

最後に、共に16位と17位と残留争いが続くエイバルのMF乾貴士、マジョルカのFW久保建英の日本人2選手は、乾が古巣である15位のアラベス。久保が最下位のエスパニョールといずれも残留争いのライバルとの直接対決に挑む。前節のベティス戦では古巣相手にPKを奪う決定的な仕事を見せた乾には今回の古巣対決でも同様の仕事を果たしたい。一方、直近のリーグ戦3戦連続途中出場の久保だが、チームが連敗中ということもあり、ポジション奪取に繋がるアピールを見せたいところだ。

《ラ・リーガ第23節》
2/7(金)
《29:00》
アラベス vs エイバル

2/8(土)
《21:00》
レバンテ vs レガネス
《24:00》
ヘタフェ vs バレンシア
《26:30》
バジャドリー vs ビジャレアル
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs グラナダ

2/9(日)
《20:00》
エスパニョール vs マジョルカ
《22:00》
レアル・ソシエダ vs アスレティック・ビルバオ
《24:00》
オサスナ vs レアル・マドリー
《26:30》
セルタ vs セビージャ
《29:00》
ベティス vs バルセロナ