退団が取り沙汰されていたマルセイユのアンドレ・ビラス=ボアス監督だが、残留を決心したようだ。フランス『RMC Sport』が報じている。

ポルトガル人指揮官の退任が噂され始めたのは、同クラブでスポーツ・ディレクターを務めていたアンドニ・スビサレッタ氏が辞任した今月半ばだった。スビサレッタ氏はジャック・アンリ・エイロー会長との見解の相違が原因で、就任からおよそ3年半でクラブを去った。

ビラス=ボアス監督は一蓮托生のスビサレッタ氏の契約解消に不満を抱いており、クラブとの関係は緊張状態に。同氏の後を追う形でマルセイユの監督を辞するのではないかと頻りに言われていた。

すると19日、マルセイユがビラス=ボアス監督への契約延長オファーを公表する異例の事態に。エイロー会長は「彼の手腕を信頼している。歴史の重要なページを新たに開きたい」とコメントしていた。

大きな注目を浴びることになったビラス=ボアス監督だが、25日に『RMC Sport』の取材で「選手たちとチャンピオンズリーグという冒険を楽しむためマルセイユに残る。そして、素晴らしいサポーターとこの街のためにね」と、契約続行の意向を明らかに。エイロー会長との長時間にわたる会談の末に答えを出したようだ。

また、クラブ退団の噂が流れるようになってから、選手たちから残留を望むメッセージが届いたようで、ある匿名の選手は「僕たちは皆、彼のことが好きで、残って欲しいと伝えたよ。頭を下げたわけじゃないけど、ほとんど同じことをしたね」と笑って話したという。

なお、ビラス=ボアス監督は先日のオファーを受けたわけではなく、あくまで2021年までの現行契約を全うする姿勢とのことだ。

ビラス=ボアス監督就任1年目の今季は、新型コロナウイルスの影響によるリーグ・アン打ち切りに伴い、マルセイユの2位が確定。7年ぶりとなる来季のCL出場が決定している。