リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、チェルシー移籍が取り沙汰されるRBライプツィヒのドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(24)について言及した。

イギリス『スカイ・スポーツ』やドイツ『ビルト』など複数メディアは今週、チェルシーが6月15日まで有効な5500万ユーロ(約68億円)の契約解除金を支払い、週明けにもヴェルナーを獲得すると一斉に報道。

その後、6日にはライプツィヒのオリバー・ミンツラフCEO(最高経営責任者)が、「チェルシー含め連絡はない」と前述の報道を否定したが、ヴェルナーのチェルシー行きは既定路線と見られている。

そういった中、一時はヴェルナーの争奪戦でポールポジションにいたとされるリバプールを率いるドイツ人指揮官は、ドイツ『スカイ・スポーツ』でヴェルナーを含む、今夏の獲得候補について言及。

コロナ禍での財政的な制限によって、高額な移籍金を必要とする新戦力補強は難しいとの見解を示した。

「ティモ・ヴェルナーは素晴らしいプレーヤーだ。同様にカイ・ハフェルツも素晴らしいね」

「(補強には)適切なタイミング、チャンス、すべての条件を満たす必要がある。6、7週間前は、今年中にプレーができるかどうかさえもわからなかった」

「仮に、我々がシーズンの後半戦を全くプレーしていなければ、『いつになったら再びプレーできるのか?』そういった疑問にさいなまれていたはずだ。しかし、リーグはもう間もなく再開される」

「そういった中、イングランドではマンチェスター・ユナイテッドが誰を獲得し、チェルシーが誰を獲得するのか、といったあらゆる類の噂が出ている」

「その一方で、我々は現時点で非常に静かな場所にいる。通常のビジネスを運営していく中では収入、どのように収益を上げていくかのアイデアの双方が非常に重要だ。だが、現在の状況においてはその見通しが立たない。とりわけ、いつ観客を伴っての試合が再開できるかが不透明だ」

「現在、すべてのクラブが損失を計上している。無観客ではシーズンチケットを払い戻しする必要があり、おそらく来シーズンに関してはそれを売ることもできないだろう。少なくとも最初の10〜15試合に関しては厳しい。VIPエリアは言わずもがな、多くのチケットは販売ができない」

「そういったものは多くのパートナーに影響を及ぼし、より複雑な問題だと言える。プレーヤーのサラリーの削減について話し合う必要がある一方、5000万〜6000万ポンド(約69億4000万〜83億3000万円)でプレーヤーを獲得する場合、その理由を明確に説明する必要がある」

コロナ禍で不透明な状況が続く中、クラブ全体の財政状況を慮るクロップ監督は、今後の移籍市場においてより慎重な動きを意識しているようだ。