プレミアリーグ第28節延期分、マンチェスター・シティvsアーセナルが日本時間17日28:15にエティハド・スタジアムでキックオフされる。約3カ月ぶりとなるプレミア再開を祝う、強豪同士のビッグマッチだ。

3月8日に行われたマンチェスター・ユナイテッドとのダービーで手痛い敗戦を喫し、新型コロナウイルス(COVID-19)による長期の中断期間に入った2位のシティ(勝ち点57)。この敗戦により首位のリバプール(勝ち点82)との勝ち点差は25ポイントに広がり、今節で敗れた場合、今週末にも優勝を決められる崖っぷちの状況だ。

一方、3月7日に行われたウェストハムとの前節を1-0で競り勝った9位のアーセナル(勝ち点40)は、リーグ3連勝と上り調子の中で中断期間に入り、やや水を差される格好に。さらに、この間にコロナ禍での深刻な財政難も明らかになっており、このまま来シーズンのヨーロッパのコンペティション参加を逃すことになれば、一気に冬の時代を迎える可能性もあり得る。

互いに落とせない試合であることはハッキリとしているが、更なる注目要素はグアルディオラ監督とアルテタ監督の師弟対決。2016年夏にペップ率いるシティのコーチングスタッフに入閣したアルテタ監督は、昨年12月末にアーセナルの新指揮官に就任するまで約3年半に渡って“右腕”を務めてきた。そのため、稀代の名将の戦術、各選手の特徴を知り尽くしており、師匠との初対決では対シティ仕様の戦い方を準備しているかもしれない。

なお、昨年12月15日に行われた前回対戦では、アウェイのシティがユングベリ暫定監督率いるアーセナルを3-0で粉砕している。

◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
マンチェスター・シティ予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、フェルナンジーニョ、ラポルテ、メンディ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ギュンドアン
FW:ベルナルド・シウバ、アグエロ、スターリング
負傷者:なし
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しても長期離脱組が中断期間中に回復しており、マッチフィットネスの問題を除き全選手が起用可能だ。

中断明けで各選手のコンディションが不明であることもあり、スタメン予想は困難を極めるが、ベストメンバーに近い前述のメンバーを予想した。

◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:レノ
DF:ベジェリン、ムスタフィ、ダビド・ルイス、ティアニー
MF:グエンドウジ、ジャカ
MF:ペペ、エジル、サカ
FW:オーバメヤン
負傷者:DFチャンバース、MFトレイラ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはチャンバース、トレイラの2選手を除き全選手の起用が可能だ。

システムに関しては直近のトレーニングマッチで採用していた[4-2-3-1]の可能性が高いが、ティアニーを左のセンターバックに配した[3-4-2-1]の形も想定される。また、スタメンはセバージョスがジャカの相棒、あるいはトップ下に入り、オーバメヤンを左ウイングに置きラカゼット(エンケティア)を最前線に置く形も考えられる。

★注目選手
◆マンチェスター・シティ:MFケビン・デ・ブライネ
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シティの注目プレーヤーは、前回対戦でガナーズを完膚なきまでに粉砕したデ・ブライネだ。今シーズンここまで8ゴール16アシストと、不振が囁かれるシチズンズの中で一人気を吐くベルギー代表MFは、今回の再開初戦に向けてもカギを握る選手の1人だ。

前回対戦では[4-2-3-1]のトップ下を務め、ハットトリックこそ逃したもののほぼ完璧なパフォーマンスをみせ、敵地での圧勝に導いた。今回の試合ではアルテタ監督主導の下、徹底監視を受ける可能性が高いが、アーセナルのレジェンドであるティエリ・アンリのアシスト記録(20アシスト)超えを狙う世界屈指のチャンスメーカーは、必ずやゴールへの道筋を示してくれるはずだ。

◆アーセナル:FWピエール=エメリク・オーバメヤン
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アーセナルの注目プレーヤーはキャプテンマークを巻くエースストライカーだ。昨季のリーグ得点王は今季も得点ランキング2位の17ゴールを挙げる活躍を見せているが、今冬からアーセナルでの今後が不透明な状況が続いている。直近のインタビューでは契約延長はアーセナル次第であると語り、現時点で自身の態度を決めかねていることを明かしている。

そういった精神状態で本来のパフォーマンスを出せるのかは微妙なところだが、チーム力で劣るアーセナルの勝利にはエースの活躍が必須。前回対戦では最前線で完全に孤立し、エジル同様に希薄な存在感が批判の対象となっていたが、今回はチームを勝利に導く、エース&キャプテンの存在感を見せてほしいところだ。