先週末に行われた第32節では優勝を争う2強の明暗が分かれることに。バルセロナが格下セルタに引き分けたのに対し、レアル・マドリーはエスパニョール相手に苦しみながらも勝利し、両者の勝ち点差が2ポイントに広がることになった。

ミッドウィーク開催となる今節は、今季のラ・リーガのタイトル争いの行方を左右する2つの上位対決が行われる。

前節、セルタ相手にFWスアレスのドブレーテの活躍も実らず、痛恨の2-2のドローとなった2位のバルセロナ(勝ち点69)は、3連覇に向けて厳しい状況に立たされている。逆転優勝に向けては残り6試合で全勝し、且つ首位のレアル・マドリー(勝ち点71)が1敗か2引き分けと取りこぼす必要がある。

そういった苦しい状況の中で戦う今節は、4連勝中の3位アトレティコ・マドリー(勝ち点58)とのビッグマッチを戦う。シメオネ監督就任以降、リーグ戦での対戦では一度も負けたことがない相性の良い相手と言えるが、勝ち点3獲得が必須という事情を考慮すれば、GKオブラクを筆頭に世界屈指の守備陣の攻略は非常に困難なタスクだ。それだけに通算700ゴールに王手をかけた段階で足踏みが続くエースFWメッシにかかる期待は大きい。

一方、4戦連続クリーンシートこそ逃したものの、一部ポジションでローテーションを行った中でアラベス相手に2-1で勝ち切ったアトレティコは、依然として好調を維持している。指揮官としては対バルセロナ初勝利を目指すところだが、4位のセビージャ(勝ち点54)との勝ち点差を考えれば、敵地から勝ち点1を持ち帰ることも意識しているはずだ。

隣人アトレティコのアシストを期待しつつ、6連勝を目指すレアル・マドリーは、そのビッグマッチの2日後に5位のヘタフェ(勝ち点52)とのマドリード自治州ダービーに臨む。

前節のエスパニョール戦では指揮官交代で心機一転を図った最下位相手に思うような試合運びを見せられなかったが、FWベンゼマの絶妙なバックヒールのお膳立てからMFカゼミロが決めたゴールを守り切り、ウノセロで5連勝を飾った。連戦による疲労感は徐々に出てきているものの、攻守両面で安定感が際立っており、3年ぶりのリーグ制覇に向けて視界良好だ。

しかし、対戦相手のヘタフェはチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に向け高いモチベーションを持っており、3戦連続ドローが続いていた中、直近のレアル・ソシエダ戦で再開後初白星を挙げている。そのため、3-0で圧勝した前回対戦のようなラクな試合展開にはならないはずだ。

また、優勝争いと共に注目を集める残留争いではFW久保建英、MF乾貴士と2人の日本人選手所属チームが重要な一戦を戦う。

久保個人としては奮闘も、リーグ再開後未勝利が続く18位のマジョルカ(勝ち点26)は、17位のセルタ(勝ち点34)との直接対決に挑む。1-3で敗れたアスレティック・ビルバオ戦ではやや精彩を欠いた久保だが、今回の大一番では引き続きスタメン起用が濃厚となっている。ここ最近ではミランやレアル・ソシエダなど、来季のレンタル先が盛んに報じられているが、まずはマジョルカ残留のために全力を尽くしたい。

一方、2連勝で15位に浮上したエイバル(勝ち点35)は、3連勝での残留争い脱出に向け、11位のオサスナ(勝ち点41)とのホームゲームに挑む。前節のグラナダ戦で先発出場し、2-1の勝利に貢献した乾だが、ここまでの起用法を考えると、今節はベンチスタートが濃厚だ。

その他の対戦カードではセラーデス監督解任に踏み切った8位バレンシアのボロ暫定体制の初陣となる9位のアスレティック・ビルバオとの中位対決、CL出場権獲得を目指す4位セビージャと、残留を目指す19位のレガネスとの痺れる一戦にも注目が集まる。

《ラ・リーガ第33節》
6/30(火)
《26:30》
レガネス vs セビージャ
マジョルカ vs セルタ
《29:00》
バルセロナ vs アトレティコ・マドリー

7/1(水)
《26:30》
アラベス vs グラナダ
バレンシア vs アスレティック・ビルバオ
《29:00》
ベティス vs ビジャレアル
バジャドリー vs レバンテ

7/2(木)
《26:30》
エイバル vs オサスナ
レアル・ソシエダ vs エスパニョール
《29:00》
レアル・マドリー vs ヘタフェ