ラルフ・ラングニック氏(62)のミラン監督就任が決定的となったようだ。複数のイタリアメディアが報じている。

かねてより噂が報じられていたラングニック氏。今シーズンのミランは、マルコ・ジャンパオロ氏の指揮の下始動したが、成績不振で10月に解任。その後、今のステファノ・ピオリ監督に舵取りを託したが、一向に改善は見られず、チームは第30節を終了した時点でヨーロッパ大会出場圏外の7位。今季限りでの退任は既定路線となっていた。

そんな中で、後任として最も可能性が高いと言われていたのがラングニック氏だった。現在は『レッドブル・グループ』のスポーツ部門兼サッカー開発部門を統括する同氏だが、2012年にザルツブルクとRBライプツィヒのスポーツ・ディレクター(SD)に就任すると、2度にわたってライプツィヒを指揮。2015-16シーズンにはブンデスリーガ1部に昇格させ、18-19シーズンにはチャンピオンズリーグ出場圏内のリーグ3位に導くなど、指揮官としての手腕も高く評価されていた。

イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ラングニック氏にはイタリアでは初となるテクニカル・ディレクター(TD)兼監督としての役割が与えられるようで、これはすなわち、現TDのパオロ・マルディーニ氏の失職を意味することになる。

一方でイバン・ガジディスCEO(最高経営責任者)は、ミランの象徴でもあるマルディーニ氏をクラブにとどめておきたい意向のようで、アンバサダーの席を用意しているとも言われている。しかしイタリアメディアは、マルディーニ氏がこのオファーを受けることはないという見方が強いようだ。

なお、ラングニック氏招聘を巡っては、招聘を画策したガジディスCEOと、それを知らされていなかったというチーフ・フットボール・オフィサーを務めるズボニミール・ボバン氏が衝突。結果、今年3月にボバン氏が解任される幕引きとなっていた。そして、マルディーニ氏も今回の案件を知らなかった一人だったようで、以前から退任の噂が流れている状況だった。