先週末に行われた第34節では優勝を争う2強を含め上位4チームがいずれも勝利を収め、チャンピオンズリーグ(CL)出場権に大きな動きがあった。

優勝争いに最大の注目が集まる最終盤のラ・リーガだが、今節は残留争いにより注目が集まる一節となる。そういった中、2位のバルセロナ(勝ち点73)と最下位のエスパニョール(勝ち点24)が対峙するバルセロナ・ダービー、MF乾貴士を擁する17位のエイバル(勝ち点35)と、19位のレガネス(勝ち点28)が対峙する直接対決という、2つのカードは非常に重要な一戦となる。

とりわけ、カンプ・ノウで行われる今季2度目のバルセロナ・ダービーは、エスパニョールが勝ち点3を逃した場合、1993-94シーズン以来のセグンダ(2部)降格が決定する。

シーズン序盤から低空飛行が続いたエスパニョールは、リーグ再開直後の2試合を1勝1分けで終えたが、以降は泥沼の5連敗。前節はレガネスとの裏天王山を落とし、まさに崖っぷちの状況だ。昨年12月の前回対戦ではFWウー・レイの劇的ゴールでドローに持ち込んだが、敵地での対戦に向け明るい材料は乏しい。

一方、バルセロナは首位のレアル・マドリー(勝ち点77)との4ポイント差は変わらずも、直近の試合では絶好調の5位ビジャレアル(勝ち点54)を相手にFWメッシ、FWスアレス、FWグリーズマンのアタッキングユニットが見事なハーモニーを奏でて4-1の快勝を収めた。3戦ぶりの勝利に加え、MFリキ・プッチやFWアンス・ファティの成長も著しく良い流れで今回のダービーに臨めるはずだ。

そのバルセロナ・ダービーと共に残留争いの行方を左右するエイバルvsレガネスでは、乾と元日本代表監督のハビエル・アギーレ氏による元師弟対決に注目が集まる。

乾は前節、4位のセビージャ(勝ち点60)を相手に先発出場も、相手FWオカンポスの“1ゴール1セーブ”の活躍もあり、0-1で惜敗。チームは4戦負けなしから一転、リーグ再開後初の連敗と残留争いを抜け出せずにいる。ただ、MFオレジャナらの先月末での退団に伴い、乾にチャンスが与えられる可能性は高い。

対するレガネスはアギーレ監督の就任以降、一時盛り返したものの、リーグ再開後は直近のエスパニョール戦でようやく初白星を挙げるまで4敗2分けと勝ち点を積み上げることはできず。今節でエイバルとの直接対決に敗れ、勝ち点35で並ぶアラベスとセルタが勝利した場合、3試合を残しての降格が決定する崖っぷちの状況だ。ちなみに乾はアギーレ監督の下で2015年のアジアカップなど合計6試合で起用されていた。

前述の2カードと共に首位のレアル・マドリーと、3位のアトレティコ・マドリー(勝ち点62)が、残留争いのカギを握る。

前々節のヘタフェ戦に続き直近のアスレティック・ビルバオ戦をDFセルヒオ・ラモスのPKによる決勝点でウノセロで飾ったジダン監督率いるチームは、見事な堅守と試合巧者ぶりを発揮して圧巻の7連勝。3年ぶりのラ・リーガ制覇に順調な歩みを見せている。そして、今節は15位のアラベスを相手に8連勝を目指す。自力での残留を目指すアウェイチーム相手にきっちり勝ち切れるか。

また、FW久保建英を擁する18位のマジョルカ(勝ち点29)を相手にFWモラタのドブレーテの活躍などで3-0の快勝を収めたアトレティコは、16位のセルタを相手に連勝を目指す。FWフェリックスの再離脱は痛いところだが、4位のセビージャが2ポイント差で追走してきているだけに、難所バライードスからきっちり勝ち点3を持ち帰りたい。

そのアトレティコ相手に個人としては見事なパフォーマンスを披露した久保だが、チームは残り4試合で残留圏内と6ポイント差と崖っぷちの状況だ。今節はライバルたちが上位陣との対戦となるだけに、すでに残留を決めている12位のレバンテを相手に望みを繋ぐ勝ち点3を手にしたい。

《ラ・リーガ第35節》
7/7(火)
《26:30》
バレンシア vs バジャドリー
《29:00》
セルタ vs アトレティコ・マドリー

7/8(水)
《27:30》
ベティス vs オサスナ
ヘタフェ vs ビジャレアル
《29:00》
バルセロナ vs エスパニョール

7/9(木)
《26:30》
エイバル vs レガネス
マジョルカ vs レバンテ
《29:00》
アスレティック・ビルバオ vs セビージャ

7/10(金)
《26:30》
レアル・ソシエダ vs グラナダ
《29:00》
レアル・マドリー vs アラベス