トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督がアーセナルとのノースロンドン・ダービーに向けて意気込みを語っている。クラブ公式サイトが会見コメントを伝えている。

リーグ再開後、2勝1敗2分けと相変わらず波に乗り切れない9位のトッテナム(勝ち点49)。前節は降格圏に沈むボーンマス相手に停滞感の漂うゴールレスドローとなっていた。

この痛恨のドローによってヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得もかなり厳しい状況だが、8位のアーセナル(勝ち点50)をホームで迎える今季2度目のダービーでは意地を見せたいところだ。

自身初のノースロンドン・ダービーでの采配に向けてポルトガル人指揮官は、「非常に大きな試合だ。私が現役であれば、自らプレーし勝利したい。そして、私のプレーヤーたちに順位表、ライバル関係の観点から、私がこの一戦をいかに重要と捉えているかをデモンストレーションしたい」と、選手以上の意気込みを見せている。

また、自身がバルセロナでアシストタントコーチを務めていた時代から知る敵将のミケル・アルテタ監督に対しては、「彼が大好きだ」と依然として良好な関係を築いていることを明かした。

「ミケルと初めて会ったのはバルセロナ時代だ。当時、彼はまだ少年(15歳)だった。私はファン・ハールと共に仕事をしていたが、当時の彼はまだまだ子供といった感じだったよ」

「その頃からの仲だし、そういった少年が今、立派になって自分の目の前にいることを考えると、かなり年を取った気がするね。ただ、結局のところ、私の中での彼は素晴らしい少年といった感覚なんだ」

「彼がペップ(・グアルディオラ)のアシスタントになったときから、私は彼のことをミケルとは呼ばずに、“ミステル(監督の意)”という冗談交じりの呼び方をしているよ。そして、いつでも笑い合っている。彼が大好きなんだ」

アルテタ監督との幾つかのエピソードを笑顔を交えながら語ったモウリーニョ監督だが、直接対決において勝利をプレゼントすることは毛頭ないようだ。

「個人的に彼のキャリアがすべてうまくいくことを願っている。だが、彼がライバルクラブにいることを忘れてはならない。したがって、直接対決、ヨーロッパの出場権を争う中で、彼の成功を望むわけにはいかない」

「我々は現時点でポイントのために戦わなければならない。現状でのポイントは、ヨーロッパの出場権争いを意味し、そこにはトッテナムとアーセナルの特別なライバル関係も含んでいる」

また、これまでエル・クラシコやミラノ・ダービー、マンチェスター・ダービーなど幾つものダービーマッチを経験してきた稀代の名将は、スタジアム以外の場所からスパーズを応援するファンに向け、アーセナル撃破に全力を尽くすことを誓っている。

「現時点で我々は非常に近い立場にある。チャンピオンズリーグ出場権争いは現実的ではないが、依然として順位表において重要な試合だ。それに、この2クラブの優劣を決める試合でもある」

「とりわけ、ファンはこの試合に特別な感情を抱いている。だからこそ、プレーヤーはピッチ上で彼らの想いに応えるために戦う必要がある」