たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。



今回は、チリ代表GKクラウディオ・ブラーボがバルセロナ時代にみせた驚愕の至近距離セーブだ。

レアル・ソシエダの守護神として活躍し、2014年7月にバルセロナに加入したブラーボ。足元の技術に優れている点が最終ラインからのビルドアップを行うバルセロナに合っているとして高い評価を受けたが、シュートストップに関しても優れた能力を持つGKだ。2016年1月30日のラ・リーガ第22節アトレティコ・マドリー戦でもスーパーセーブを記録している。

1位バルセロナと2位アトレティコ・マドリーの首位攻防戦となったこのカード。前半にアトレティコが先制するも、前半の内に2-1とバルセロナが逆転していた。このまま逃げ切りたいバルセロナだったが、56分にピンチを迎える。

バルセロナ陣内でボールを受けたMFヤニク・カラスコがボックス右で粘ると、隙をついてクロスを上げる。GKとディフェンスラインのちょうど中間に入ったボールを、ボックス内で待っていたFWアントワーヌ・グリーズマンがジャンピングボレーで合わせた。至近距離からのシュートに決死のセーブを試みたブラーボは、シュートの逆方向へジャンプしたものの、ギリギリのところで足を残し、グリーズマンの至近距離シュートを奇跡的なセーブでストップしてみせた。

これにはグリーズマンも頭を抱えて呆然とした表情を見せるしかなかった。この試合は、ブラーボのセーブでリードを守ったバルセロナが2-1で首位攻防戦を制している。