ドルトムントは20日、バーミンガムからU-17イングランド代表MFジュード・ベリンガム(17)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「22」に決定。契約期間は“長期”とのみ伝えられている。

なお、イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えるところによれば、移籍金はバーミンガム史上最高の売却額となる2500万ポンド(約33億7000万円)となる模様。さらに、数百万ポンドのインセンティブも含まれるようだ。

バーミンガムの下部組織育ちのベリンガムは、昨年8月に行われたEFLカップ1回戦のポーツマス戦でトップチームデビュー。まだまだ身体はできあがっていないが、180cmの恵まれた体躯を武器に、フィジカル重視のチャンピオンシップ(イングランド2部)で40試合4ゴール3アシストの数字を残すなど、17歳とは思えない鮮烈なデビューシーズンを送っている。

本職のセントラルMFを主戦場に両サイドでもプレー可能なU-17イングランド代表MFは、トッテナムのイングランド代表MFデレ・アリを彷彿とさせるトリッキーな仕掛けや推進力を特長としており、すでにイングランド国内で将来を嘱望される若手の一人だ。

マンチェスター・ユナイテッドとの熾烈な争奪戦を制したドルトムントのスポーツ・ディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク氏は、17歳の逸材確保に満足感を示している。

「ジュード・ベリンガムはドルトムントでキャリアを追求していくことに絶対的な自信をもって今回の決断を下した。彼の決断の背景には、我々が彼に提示したピッチ上の見通しが後押しとなった」

「彼は非常に大きなポテンシャルを持っており、今後数年に渡って我々と共に成長を続けてくれるはずだ。すでにボールのオン・オフに限らず、驚くべきクオリティを示しており、強靭なメンタルも持ち合わせている」

「我々はジュードに関してトップチームを強化する即戦力として期待しているが、より高いレベルのプレーに適応するための時間を与えるつもりだ」

一方、イングランド代表MFジェイドン・サンチョに倣うようにドルトムントをステップアップの場に選択したベリンガムは、育成に定評があるドイツの強豪で更なる成長を誓っている。

「バーミンガム・シティに対する、とても大きな感謝を十分に表すことができないよ。彼らは今シーズンだけでなく、僕が7歳で加入した頃から本当に多くの手助けをしてくれた。これからもクラブに関わるすべての人の幸運を祈っているし、いつでも僕の心はバーミンガムと共にある」

「それでも、ヨーロッパで最高のクラブのひとつに加入できたことにとても興奮しているよ。彼らの目指す方向性、多くの若手の成長の場として機能している点は、僕にとっても家族にとっても決断を下すうえで簡単だったよ」

「世界で最も美しいスタジアムに8万人ものファンが戻ったとき、彼らの前でプレーすることが今からとても楽しみだね。できるだけ、早くファンが戻ってこれることを願っているよ」

なお、ベリンガムはチャンピオンシップのレギュラシーズン終了後、7月30日からスイスのバート・ラガッツで行われるドルトムントのプレシーズンキャンプに合流する予定だ。また、来シーズンから即トップチームに登録される。