アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、クラブにとって慣れ親しんだFAカップのトロフィーを再び自分たちの手に取り戻すことを誓っている。

アーセナルは、以前からフットボール界で最も伝統があるカップ戦との相性が良く、歴代最多13度の優勝経験を持っている。

しかし、2016−17シーズンの優勝を最後に同タイトルから遠ざかっており、さらに近年はプレミアリーグでの不振により、チャンピオンズリーグ(CL)にも参戦できない苦しい状況が続く。

そして、昨年12月にウナイ・エメリ前監督の退任伴い、チームを引き継いだアルテタ監督だが、今季のプレミアリーグを8位で終え、25年ぶりにトップ6を逃す結果に。仮に、8月1日に行われる今回の決勝を落とした場合、来季ヨーロッパリーグ(EL)出場の夢も絶たれることになる。

アーセン・ヴェンゲル時代に多くのタイトルを経験してきた往年のガナーズファンにとっては、容認できない低迷が続く中、今回のFAカップ獲得は今後に向けて大きな意味を持つ。

現役時代に同タイトルを手にしたアルテタ監督も、再び自らの手でトロフィーを掲げることを願っている。スペイン人指揮官がチェルシーとの決勝に向けた前日会見の場で、意気込みを語っている。

「我々はとても興奮している。決勝はこの国やこの大会にとって、特別な日になるからだ。我々は多くの優勝回数を誇るようにこの大会と非常に縁があるクラブだ。だからこそ、もう一度勝ち取りたい」

「個人的にも最初のシーズンで決勝を迎えるのは特別なことだ。選手たちも本当に興奮していて、明日のゲームを楽しみにしている」

「(EL出場に向けて重要な試合になるが?)その通りだ。その2つの要素を結ぶ付けて話したくなかった。しかし、経済面で大きな助けになることは事実だ。もちろん、スポーツ面においてもこのクラブがヨーロッパでプレーすることは必須だ。我々はその両方のチャンスを懸けて戦うつもりだ」

「そして、タイトル獲得はチームに信頼をもたらす。良い感情を共有することを通じて、チームがひとつになり、良い思い出ができる。どのクラブにとってもタイトル獲得は非常にポジティブなことだ」