FAカップ決勝のアーセナルvsチェルシーが1日にウェンブリー・スタジアムで行われ、2-1でアーセナルが勝利した。

終盤の失速で今シーズンのプレミアリーグを8位で終えたアーセナルは、準決勝で前回王者のマンチェスター・シティを撃破。最多14度目のFAカップ制覇を目指すアーセナルは、いつもの[3-4-3]の布陣に、GKマルティネス、守備は右からホールディング、D・ルイス、ティアニー、中盤はベジェリン、ダニ・セバージョス、ジャカ、メイトランド=ナイルズ、3トップにはペペ、ラカゼット、オーバメヤンが並んだ。

一方、プレミアリーグを4位で終え、自力で来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得チェルシーは、準決勝でマンチェスター・ユナイテッドを撃破。同一カードとなった2016-17シーズン決勝の雪辱に燃えるチェルシーも[3-4-3]の布陣を採用。GKカバジェロ、守備は右からアスピリクエタ、ズマ、リュディガー、中盤はR・ジェームズ、ジョルジーニョ、コバチッチ、マルコス・アロンソ、3トップにはマウント、ジルー、プリシッチが並んだ。

今季3度目の対戦となったビッグロンドン・ダービーは、開始早々にスコアが動く。5分、ボックス左から侵入したマウントの折り返しを中央のジルーがヒールで落とすと、これを受けたプリシッチが相手DFを冷静にかわしゴール左にシュートを流し込んだ。

先制したチェルシーは、10分にも敵陣をドリブルで切り裂いたプリシッチがボックス右からシュートを放ったが、これはGKマルティネスのセーブに阻まれた。

対するアーセナルは、クーリングブレイク直後の25分に反撃。ダニ・セバージョスのくさびのパスをメイトランド=ナイルズがワンタッチで落とすと、これを拾ったオーバメヤンの横パスをペナルティアーク右に走り込んだペペがダイレクトシュート。強烈なシュートがゴール左上に突き刺さったが、メイトランド=ナイルズのポジションがオフサイドでゴールとはならなかった。

同点のチャンスを逃したアーセナルだが、26分に再びチャンスが訪れる。ティアニーのロングパスでDFの裏に抜け出したオーバメヤンがボックス左でアスピリクエタに倒されてPKを獲得。このPKをオーバメヤンがゴール右隅に沈め、アーセナルが同点に追いついた。

追いつかれたチェルシーは、32分にアクシデント。敵陣からのロングフィードに対応しようとしたアスピリクエタが左モモ裏を負傷。メディカルスタッフの治療を受けるもプレー続行不可能となり、 A・クリステンセンが投入された。

ハーフタイムにかけてはアーセナルがやや押し気味に試合を進めたが、チェルシー守備陣も最後のところで身体を張ったディフェンスが光り、前半は1-1で終了した。

迎えた後半、チェルシーは開始早々に再びアクシデントに見舞われる。48分、ドリブルでボックス内まで持ち上がりシュートを放ったプリシッチが、左モモ裏を負傷。プレー続行不可能となり、メディカルスタッフの肩を借りてピッチを後にした。

その後は膠着状態が続いたが、アーセナルがクーリングブレイク直前に逆転に成功する。67分、自陣でボールを奪ったベジェリンがドリブルで中央を持ち上がると、A・クリステンセンのスライディングタックルでロストしたボールを右サイドで拾ったペペが、カットインしながらボックス左の展開すると、これを受けたオーバメヤンが縦への突破からチップキックでゴールネットを揺らした。

73分、ビハインドを追うチェルシーに更なる不運が訪れた。高い位置でジャカにプレスをかけたコバチッチが2枚目のイエローカードで退場処分となった。数的不利となったチェルシーは83分、ジルーやマウント、リュディガーを下げてエイブラハム、ハドソン=オドイ、バークリーを投入する3枚替えを敢行した。

対するアーセナルは、82分にラカゼットを下げてエンケティア、88分にD・ルイスを下げてソクラティスを投入して試合をクローズ。2-1で逆転勝利を収めたアーセナルが、3年ぶり史上最多14度目のFAカップ優勝を飾った。